「トラベラー」展を観てきました

Monday, April 23, 2018

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二月のエントリーでこの展示に出品されているカリン・ザンダー女史作品に音声で参加していることはお伝え済みですが、先日ようやく観に行くことができました。

一言で言って感動!
帰国後日本で観た展覧会の中ではトップクラスの内容でした。

平日のお昼頃に行ったので空いており、ラウシェンバーグがドクメンタ4のために制作した「至点」(のちに国立国際が収蔵)という作品の中を通過して体験できる整理券をいただけたり、全作品心ゆくまで堪能。
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途中中抜けをして仲良しの新聞記者さまとランチに行ったのですが、その方も「そこらへんの国際展よりずっと国際展」と太鼓判を押すほどのクオリティーと参加者の面々です。
すでに一回行った人たちが口を揃えてもう一度行きたいと言っている理由がよーーくわかりました。
内容が良いからというのはもちろんですが、映像が多く、きちんと見ようと思ったら1日じゃ無理です笑
リピーター割引もあるので、これから行かれる方は二回に分けてもいいかもしれませんね。
なんにせよ開館40周年記念展でここまで攻めたロングランの現代美術展を敢行した国立国際さんには拍手喝采を送りたい。
現代アート慣れした私でも「そうきましたか」と驚いた展示方法など、実際足を運んで皆さまご確認下さいね。
繰り返しますが、この規模で、この内容の現代美術の展示を観れる機会は日本ではそう多くありません。アメリカやヨーロッパに行けば年中観られますが、それよりずっと安い交通費で観れるのですから、飛行機や新幹線に乗ってでも行く価値は十分あると思います。
このところずっと本物のアートが観たいと渇望していた私は、砂漠で水を得たような気持ちになりました。

「見せる:オーディオツアー」ですが、さすがザンダー女史、面白かった!
(撮影許可をもらって会場の中を撮っています)
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この作品プロジェクトはザンダー女史が欧州各地で発表したもので、11回目の今回、国立国際美術館に作品が所蔵されている現存の作家143名による音声作品が彼女の作品を形成しています。当たり前だけど錚々たる顔ぶれ!!
どんな表現方法でも良いから自分の作品を音声データ化して提出してほしい、という要請だったのだけど、普段よく観ている作家の方達がどういう音で自分の作品を表現しているのかワクワクしながら、壁に記された番号をオーディオガイドにプッシュ入力しました。
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オーディオガイドに入力する番号と四カ国語で記された名前
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オーディオガイドにもきちんと名前と音声作品タイトルが出ます。
私のタイトルは「What It Feels Like For a Girl」
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制作している時の音、独白、音楽、様々な形でみなさん表現されていましたが、森村泰昌さんの「芸術家の嘘」(だったかな?)がユーモアとアイロニーに満ちていて面白かった。
個人的に知っている人、作品だけを知っている人、皆さんやはりその作家性に沿った内容で、ふふっと顔がほころびます。

国立国際のひとつシンボリックな作品として高松次郎の「影」という常設作品があるのですが
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展示室に落ちる影がそれにそっくりで、小さな発見に嬉しくなりました
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この展示で一番魅入ったのはテリーサ・ハバード/アレクサンダー・ビルラーの「Flora」というスクリーン両面を使った映像作品。
フローラとはジャコメッティが一時期恋愛関係にあった無名のアメリカ人彫刻家の女性のことで、片面ではそのフローラの実子の老人のドキュメンタリー、もう片面では若き日のフローラとジャコメッティの恋愛時代を白黒でドラマ化した映像が流れています。
30分の映像を両方とも観て、部屋を出るとすぐに今映像で見たジャコメッティ作品や二人の写真などがあり、二重の驚きと感動が用意されていて、あまりの完成度に舌を巻きました。

アブラーモヴィッチのパフォーマンス映像も相変わらず素晴らしかった。
彼女自身がその豊かな髪に櫛を通しながら「Art must be beautiful, artist must be beautiful」と言い続けるのですが、だんだんとトーンが激しくなり、髪をとく様子も痛々しく暴力的になり、アートとは、美とは、と問いかけられているようです。
アブラーモヴィッチはヨーロッパにいると目にする機会も多く、文字通り体を張った女性性や身体性を打ち出したパフォーマンス作品にいつも敬意を感じていて好きなアーティストの一人。

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今回ポスターにもなっているアローラ&カルサディーラの「Lifespan」というパフォーマンス作品、パフォーマンス自体は私は見ることができなくて展示されていた冥王代の小さな石だけ見てきたのですが、本展オープニングでパフォーマンスを見てきた知人の感想にハッとさせられたので書き記そうと思います。

知人は全くアートと関係ない人間でたまたま誘われオープニングに出向き、パフォーマンスがあるというので見てみたら、三人の男女が天井から吊るされた小さな石をふーふーと吹きあっているだけで、後から思い出すとあまりにもその様子がおかしくて笑ってしまったんだとか。
そうなんですよね、アートってアートというフォーマットで見ればすごくかっこよかったり高尚に見えるのだけど、そんなの知るよしもない一般的な感覚で見ると相当おかしなことが超真顔で展開されているんですよね。
私たちアートの人間がありがたがって神妙な顔で鑑賞している美術作品の多くが、外から見ればなかなかにして滑稽で爆笑案件であるという大前提を思い出させてくれる出来事でした。

先日の毎日新聞での鼎談で「現代美術が、文脈から離れた人たちにとって難しく感じられるのは、作家たち側の問題」という話題が出たのですが、その通りと思います。
鑑賞されて初めて美術作品として生まれることができるのに、世の中の99.98%くらい(←かなり適当な数字です)いるであろうアートと関係のない人たちの理解を排除してドヤっている状況は往往にして疑問です。
美術作品として完成度が高く、また文脈を共有していない鑑賞者たちにも理解が難しくないということは並行して実現可能なはずです。
少なくとも私はそういった作品を作りたいといつも願っています。
日本の社会とアートの距離の遠さについて議論している中で出てきた話題だったのですが、欧州くらい成熟していれば話は別ですが、これからの世代はそう言った意味で失われた何十年かを取り戻し、文化後進国とも揶揄される日本の状況をベターにしていく必要を感じています。

何はともあれ、大阪に行くこと自体とても久しぶりだったし、展示は最高で会いたい人には会えて、充実した大阪滞在でした。
美術館のある中之島エリア、都会なのに静かで好き
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東京の都心ではもう見ることのできないレトロな喫茶店などが現役で営業していたり、どこかノスタルジックな雰囲気もあって、いつも仕事関係でくるからゆっくりできないけどいつか大阪をのんびり探訪したいなぁ

清春芸術村の桜とインスタグラム

Friday, April 6, 2018

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オープニングの日にも行きましたが、どうしても桜の清春村が見たくて先日再訪してきました。
約30本のソメイヨシノは市の天然記念物で、中には樹齢80年で台風で一度倒れるも地面すれすれになった今も美しく花を咲かす臥竜桜もあります。
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スタッフの方も驚くほどに今年は例年より早い開花だったみたいだけど、素晴らしい天気と暖かな気温の最高のコンディションで満開の桜を見ることができて感無量。
(わざわざ出てきてお声がけくださったスタッフの方達、ありがとうございました!)
藤森照信氏設計のお茶室も桜に囲まれて一層魅力的に
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毎年桜の時期は制作が忙しかったりで全然堪能できないのだけど、今年は何十年ぶりかというほどに何度も綺麗な桜を観に行けて最高でした。
付き合ってくれた家族や友達に感謝♡
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「顔と抽象」展は2度目だからこその発見などもあり、充実した鑑賞だったなぁ
目の(描かれてい)ないマドレーヌ嬢とじっと見つめ合ってきました。
私の絵の女の子たちは確実に鑑賞者を見ていますよ。
果たしてどちらが鑑賞者なのでしょう

今週末は高橋龍太郎先生と会田誠さんの対談もあります。
皆様是非お出かけください
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最近お試しでインスタグラムアカウントを開きました。
girl_on_bridge か橋爪彩で検索して是非フォローしてみてくださいね。
ここに載せないものもアップしていこうと思っています。
よろしくお願いします^^

Happy Easter2018

Wednesday, April 4, 2018

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先日実家に寄ったら二つあるリビングのうちの一つでとっても素敵なイースターのデコレーションがしてあったので載せます。
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私の母親が全て一人で飾り付けていて、本当にセンスがいいし尊敬。
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クリスマスもお正月もひな祭りもハロウィンも我が家は素敵だけど、今年のイースターもとっても可愛い。
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素敵なものを探してきて、それを組み合わせる天才なのです!(こっそりある三保の松原のハチマキ石笑)
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このイースターエッグは母親の全て手作り!
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母を見習って私も家を常に片付けて生花を絶やさないようにしたり、いい食器で食事をしたりするようになったけど、ここまで完璧になるにはあと何十年かかるかしら笑

高橋コレクション 顔と抽象展

Saturday, March 24, 2018

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先日オープニングがあったので初めて清春芸術村にお邪魔して来ました。
穏やかな春の日で天気にも恵まれて絶好のショートトリップになりました^^
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ちょうど合田佐和子さんの作品を見たいと思っていたので高橋先生の素晴らしいコレクションで拝見できて嬉しかったなぁ。
いつか作品が手元に欲しいと思える作家さんの一人です。
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私は今回は「Madeleine」を出品していただいています。落合多武さんの素敵なドローイングのお隣。そして合田さんのお近く♪
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「Madeleine」は自分でもとても気に入っている作品で、再会できるたびに嬉しい。
2013年にパリに帰郷した際、友人に連れられて行く先々にマドレーヌ(マグダラのマリア)の聖遺物や関連のものに出会ったので、日本に帰国後そのご縁を形に残そうと描いた作品です。
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マグダラのマリアを意味するスカルを携えた若い女性、お菓子のマドレーヌのような楕円形のパネル(それに呼応するような女性とスカルのオーバルな輪郭)、美味しそうなきつね色のやはりお菓子のマドレーヌを想起させる背景色など、二重三重にマドレーヌの意味をかけました。
手を描くのって本当に複雑で骨折りなのだけど、この作品ではとても綺麗に描けています。柔らかい髪の毛や、肌、唇の質感も良く描けているので観に行かれる方ぜひ注目してみてください。

マリアマグダレーナとかマドレーヌってヨーロッパの女の子にわりといる名前だけど、やはりキリスト教世界の国だし本人たちはあまり自分の名前を好きじゃないみたい。娼婦であることを否定する説もあるけど、やはりその名前を与えられた女の子たちは気になる模様。
文脈から切り離されたファーイーストの人間には魅力的な名前に思えるのだけどね。

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ランチは清春芸術村から歩いてすぐのおそばの有名店で。
田舎蕎麦のざる美味しかった〜!お蕎麦大好き。お店の雰囲気も最高。

桜もだいぶ咲き始め、すっかり春ですねぇ
今朝は真っ白で大きくてふわっふわのうさぎが夢に出てきました。あんまりにキュートで夢の中の私がちゅーを迫るほど笑
ベルリンの大学では春になると茶色い穴ウサギが子供を連れてアトリエに遊びに来ていました。都会のど真ん中の公園内に油絵科のキャンパスがあったのだけど、あまりに自然に周囲にウサギがいる様子にヨゼフ・ボイスが茶色い野ウサギをよくモチーフにしていたことに深く納得したものです。

あーーーーーヨーロッパが恋しい。帰りたい!!(涙)
ハンブルガーバンホフミュージアムやゲメールデギャラリーに行って本物のアートと触れたい。
旅に出たい。異邦人になりたい。

最後に清春村のルオー礼拝堂のステンドグラスの下の解放された扉の奥の風景がスーラー絵画のような写真を置いておきます
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毎日新聞 絹谷賞特別対談

Tuesday, March 13, 2018

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昨日の毎日新聞朝刊に第十回絹谷幸二賞特別対談の記事が掲載されました。
ウェブでも読めますので、ぜひどうぞ。
紙面のPDFもこちらのページ内リンクから見ることができます^^

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今回第十回を持って絹谷賞は終わるということで、ご縁も深かった賞の最後を見届けたく昨日は授与式にも参加させていただきました。
感謝の気持ちが第一、しかし寂寥感も少々。
私自身は幸運にも作家一本で生活できていますが、それはこのような賞を受けたりと、たくさんの方の応援があったからに他なりません。
その中でも受賞後も東京はもちろん、京都や大阪、そして箱根での展覧会にも必ず毎日新聞さんは取材に来て記事を書いてくださって、絹谷先生もスピーチでおっしゃっていましたが本当に足を向けて眠ることができません!笑

三年間多摩美で教えた中であまりにたくさんの学生が絵を描いて暮らしたい、作家になりたいと言うので驚いたのですが、私が学生だった時よりはるかに美術家志望の若者は増えていると実感しています。
しかしそれに反比例するように、その若い才能を認め世に出す契機となる美術賞は減少傾向です。
絵画はまだそれでも恵まれている方ですが、インスタレーションなどを評価する大型の美術賞もまだまだ足りない状態です。
もちろん、芸術家は誰もがなれるものではなく、奇跡的に色々な要因や環境が揃って初めて才能が開花します。なので誰彼構わず支援すればいいとも思わないのですが、今の日本の、とりわけアーティストを育てる環境にはまだまだ余地があるようです。

対談で桑久保徹さんもおっしゃっていましたが、絹谷賞の受賞作家は非常に公正に選ばれ、レベルは高く、個展やグループ展での展示全体に対する賞なので、単発の作品だけでの評価の場合そもすれば取りこぼされる才能も拾い上げることができます。
まるでミシュラン調査員のようにいつの間にか展覧会に選考員がやって来ていて(私は高階秀爾先生のご推薦でした)、ある日突然毎日新聞社さんからノミネートを告げる連絡を受けるのですが、そういった意味でも賞へ向けた対策や衒いのない純粋な芸術活動そのものに対する評価であることが、特出した素晴らしい点でした。
将来10人の絹谷賞受賞者がなにかしらその名前の元に展覧会を開催し、改めて本賞の意義を見せることができる日を待ち望んでいます。
そして美術賞を含む、より多くの芸術家育成や支援の担い手が現れ永続して運営されることを願ってやみません。
先日懐かしい写真を発掘したので、最後に載せておきます♡

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「トラベラー まだ見ぬ地を踏むために」@国立国際美術館 など

Saturday, February 17, 2018

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現在国立国際美術館にて開催中の「トラベラー」展にて、カリンザンダー女史の作品に音声で参加をしています^^
「見せる:オーディオツアー」という彼女が2005年から手がけているプロジェクトを今回は大阪で展開するにあたり、国立国際美術館に作品が所蔵されれている作家たちが自分の作品を音で表現し、約2分間の音声データで彼女のインスタレーション作品の一部を構成します。
音で自分の作品を表現したことが全くなかったのですが、面白い機会なのでなんとか作ってみました。
まだ実際の展示には足を運べていないのですが、どんな感じになっているのかな
ザンダー女史は、私がベルリンで通っていた大学の教授で、直接習ったことはないけれど、友人は彼女の生徒だったりで今回作品に参加できたことがとてもうれしい。

カタログを入手したのですが、めちゃくちゃ面白そう!!
国内外のスター揃いで、なかなかこれだけのかっこいい展示が日本で見られる機会も少なさそうだから是非皆様も行って見てくださいね。
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さて、話は変わりますが連日オリンピックでたくさんの試合が開催されていて私も絵を描きながらテレビから音などを流して楽しんでいます。
昨日フィギュア会場から聞き馴染みのあるイントロが聴こえてきたと思ったら、Gwen Stefaniの「the Sweet Escape」でした。
グウェンは私が中学生の頃からずーっと憧れていた歌手で、昔はオレンジカウンティの歌がやたらと上手なスカバンドのヴォーカルだったのが、ソロで大成功して、ファッションセンスなども手伝いトップセレブになってしましました。
NO DOUBT時代からずっと好きで好きで、ソロももちろん素晴らしくて夢中になって聴いていたのだけど、その中でもやはりAkonと一緒に作ったthe Sweet Escapeは00年代を代表する名曲だと思います。
テイラースウィフトがShake it off出した時「ああ、テイラーってグウェンステファニ好きなんだ」と直感的に感じたのだけど、調べたらやはりコンサートで「the Sweet Escape」のカヴァーをしていました^^これはこれでよいなぁ
2006年の曲で、私がドイツにいた頃よくMTVで流れていたけど、今聴いても全然古びていないどころか、むしろ新しい。
グウェンの曲はノーダウト時代から歌詞も本当に好きです。
the Sweet Escapeでも可愛げがあるんだかないんだか、弱々しく女々しく男の人にすがる女性ではなく、「ずっとあなたにひどくしてきたことを謝らなくちゃいけないわ」と言った次のリリックで「私が床にぶちまけた腐ったミルクみたいに振る舞った理由は、あなたのせい。あなたが冷蔵庫を閉めておかなかったから。」とそこまで反省の色がない。
「もしエスケープできたらそこに私の世界を作るわ。そこではあなたのお気に入りの女の子になってパーフェクトに一緒になれる。ねえそれってスイートじゃない?」と現実でうまくいかなかった関係を空想の世界ではベターにしたい健気さもありながら
「あなたが私から去って行って欲しくないし、あなたを一緒に連れて行きたい」と自分の希望もちゃんと伝える。
「take me with you(連れてって)」ではなく、「take you with me(連れて行く)」なところがグウェンなのです。
youtube見てたらカサビアンが歌詞を男性目線に置き換えて歌っているのを見たのだけど、そうしたら驚くほどに普通の歌詞になってしまいました。笑
冷たくして、ずっとバッドボーイでごめんね。君が冷蔵庫を閉めないから床に腐ったミルクをぶちまけたみたいになったよ。もし逃げ出せたら僕だけの世界を作って、きみと完璧に結ばれる などなど、過去に散々ダメなロック男子が女の子に捨てられそうになっているシチュエーションの歌詞として聞き飽きていたそのもので!笑
呼びかける相手をBoyからGirlに変えるだけでこんなにも意味性が変わってしまうなんて!と、改めてグウェンが歌うことによってフレッシュであった事実が実感できました。

実は先述のザンダー女史のインスタレーションに参加した際に、私が作った音声データの一部にマドンナの言葉を日本語に自分で訳して使ったのだけど、マドンナ同様グウェンも私が素敵と感じる女性像に近い。
世代的に言えばよっぽどグウェンの方が身近に感じることができる分、思い入れもあります。
考えてみれば私はポップ・ミュージックのアーティストからも多大に影響を受けているのだなぁとオリンピックきっかけで再確認できた一件でした。

いつか憧れのグウェンと会うことができますように。

「アルテーミスの采配」文庫本装丁

Saturday, February 3, 2018

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もうじき幻冬舎さんから発売される「アルテーミスの采配」の文庫本装丁に「Toilettes des filles」の作品画像が採用されています。
画像をお貸しするにあたり幻冬舎さんからゲラと単行本をお送り頂き読ませていただいたのですが、本当に面白くて、寝る前と電車の中で夢中になって読んでしまいました笑
さすがイヤミスの女王真梨幸子さま!
普段あまり読まないジャンルの小説でしたが、新しい読書の世界を開いていただけました♡とっても感謝です。
装丁デザインの全貌は本屋さんで直接手にとって見てくださね^^

単行本版では水野暁さんの「Tangential Line」という油彩画が装丁に選ばれていたのですが、なんとその作品は、去年私も「Toilettes des filles 2」を出品した「日本の写実 そっくりの魔力」展(北海道立函館美術館・豊橋美術博物館・奈良県立美術館)に出品されていたのです!
偶然ながらご縁だなぁと、送られて来た単行本を見て感じたのでした。

装丁画に選んでいただくことって本当にうれしいことです。
絵を描くのも命がけだけど、きっと小説を書くことも同様に命がけでしょうし、その大事な作品の表紙に選んでいただくことって何よりも光栄なことと感じているからです。
東京芸大大学院時代、初めて装丁画をやらせていただいた島田雅彦氏「美しい魂」以来度々こういう機会をいただけていますが、今後もこういった素敵な小説との出会いがたくさんありますように!
そしていつかこのように一緒にお仕事をさせていただいた方と実際お会いして色々お話ししてみたいという密かな夢もあります笑
考えてみれば島田さんと高階先生以外はお会いしたことないんですもの。

うちのアトリエ本当に笑えないくらい寒くてとうとう今年はホットカーペットを導入したのだけど、寒さに負けず新作を二枚同時進行で描いています。笑えないくらい身体中が痛い。頭も背中も肩も、寝ても覚めても痛い。。
描いてみたい作品がいつもいっぱいで、手も時間も足りない。毎日最低十時間は描いてるけど少しずつしか進まなくて歯がゆい。絵を描くのは手や腕ではなく肩と脚のフットワークだから座ってたら良い絵なんか描けない、故に一日中立ちっぱなしなので本当に寒いと余計に体にくる。
でも冬の後に春が必ず来るように、一筆ずつ進めていけばいつか気づいたら完成してるものなのですよね。
南国が恋しいなぁ。もう冬服飽きたし薄い生地のワンピース一枚でふわふわ街を歩きたい。そういうお洋服に似合うバッグはやっぱりクロエかミウミウ。ああ、早くシンガポールかジャカルタに行きたい!もしくは南半球、オーストラリアに行きたい。とにかくリゾートワンピが着たいしそれでお出かけがしたい!!!暖かいところでのお仕事待っています。
オーチャードのマーク&スペンサーで買ったグリーンティー&レモン(お気に入り)を飲みながら午後のお仕事を始めましょう。
来月、ちょっとスペシャルな対談があるのでまたお知らせしに来ますね^^

画集「Beautiful Stranger」について

Monday, January 15, 2018

現在、ようやくアマゾンにて正規の値段(税込4,104円)で新品が買えるようになっております。
ポーラ美術館でも売り切れてしまい、様々な場所で欠品が続き一部中古品が高騰していましたが、ぜひこの機会に新品を買い求めください。

looking back 2017

Tuesday, January 2, 2018

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去年は年明けすぐにシンガポールのアートステージで始まり、3月には京都imura art galleryで個展、新宿髙島屋でのグループ展では都築響一さんとトークさせていただき、高松市美術館のコレクション展、「ニッポンの写実 そっくりの魔力」展は北海道から始まり豊橋に継ぎ現在は奈良で開催中、夏は芸大美術館で一期二期通して自画像が展示され、二つの高橋コレクション展に参加させていただき、台北でのグループ展と、あとは何と言ってもポーラ美術館15周年記念に作られた現代美術のためのギャラリーオープニング展で個展をやらせていただいたりと、本当にたくさんの発表の機会をいただきました。

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ポーラ美術館のアトリウムギャラリーでの個展は数え切れないほどの全国紙や地方紙に取り上げていただき、雑誌や本の掲載もたくさん。パリに住んでいた時から構想を練っていて帰国直後からずっと続けていたAfter Imageシリーズの代表的な作品が並び、この七年間の私の回顧展のようでもありました。After Imageシリーズはこの展示で一つの節目を迎えたと実感している今、2018年からまた新たな試みをする時期に差し掛かったように思います。
美術館所蔵の黒田清輝「野辺」をアップデートした新作は私初の日本の洋画を翻案したものとなったのですが、発表後感じた手応えをどのように展開させて行くか、またそれがどのように社会の中で、美術の中で、位置付けられ・作用するか等々毎日考えています。
まだ行っていない方、今月8日まではやってるので急いで!!笑 今回パブリックコレクション(国立国際美術館、高松市美術館)になっている作品二点や高橋コレクション作品、その他個人コレクションのものなど、なかなか見ることのできない作品を集めてきていただいたので、この機会をお見逃しないように!

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川上未映子さん責任編集の早稲田文学に取り上げていただけたことも本当に光栄でした。高校大学と近現代日本文学に傾倒しまくっていた私ですよ…早稲田文学と聞いて嬉しくないわけがない!タウンページのようなボリュームの文学誌であるにもかかわらず売り切れ続出、重版までかかった一冊となり、一つ現代の女性というものをインテンシブに集約した傑作となったのは間違いないと思います。未映子さん、すごい本をありがとうございました。
招待していただいたシンポジウムも白熱してて面白かったなぁ。熱い現場というものはいつだって最高にいいものです。”Rather be dead than cool.(クールになるくらいなら死んだ方がマシ)”って私の思春期の神様カートも言ってたじゃない。ほんとそれよ。クールなんて嫌いだ。

去年はシェル美術賞の審査員も務めさせていただきました。自分も応募する人間だった時期もあるわけで、審査会と授与式では作家を目指す方たちの切実な希求を感じ取りました。
批評会は大学で何時間も連続でいつもやっているので、シェルのはとてもライトに感じました笑 でも普段大学で見ている生徒たちとは違う初めて会う応募者の方たちとどこまでボキャブラリーを共有できているかがわからないぶん手探りなところもあり、いい経験でした。

さてここまでは2017のお仕事をざっと振り返ったわけですが、去年唯一自分のために行ったシンガポールでのバカンスについても触れておかなきゃ。
大学が毎年芸祭の時期になると三週間くらい仕事がお休みになるのでどこに行こうか悩んでいたところ、友人の中国人アーティストとwechatしてたらシンガポールに一緒に行こうと誘ってくれたので渡りに船でその話に乗ることに^^
友だちは二日目にはまた北京に戻ってしまったのだけど、一人でオーチャード通りをうろうろして(日本は冬なのに)サマードレスを7着も買ったり、怪しいビルの中の超入りづらいお店で激安めちゃうまチキンライスを食べたり、毎日がすっごく楽しかった。
また別の日はマリーナベイ方面に行って大好きなJuicy Coutureでやはり(日本は冬なのに)サマードレスを3着と、Jimmy Chooでは日本で見かけたことのない素敵なショートブーツがあったのでそれを購入。その日は朝からGarden by the bayをお散歩しようと思ってたのに、サンズのショッピングモールで足止めされて、再び地上に出たらもう三時過ぎ笑
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お腹もペコペコに空いてたからフラワードーム横のレストランで食事。これがまたボリューミーで食べきれない量だったけど美味しかったの
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港区生まれの私は本物の自然が割と苦手で、シンガポールのように自然が都市に管理されている場所が最高にリラックスできる。
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生まれた時から自然といったら目黒自然教育園だもの…大自然が得意になるタイミングなんてなかった。ずっと東京の家系だから田舎もない私にはクールベみたいに土や森の匂いのしてくる作品は描けないけど、人にコントロールされたものならよく描ける。

シンガポールは本当に居心地がいい。似合わないけど私南国大好きなの笑 海で泳ぐのも散歩するのも好き。 あと、サマードレスがどんな洋服より好き。年中ワンピースを着ている私だけど、ひらひらと涼しげな薄い生地の可愛いドレスが本当に本当に本当に好きで、ずっとそれだけを着て暮らせる南国が羨ましい。
シンガポールは英語が通じるのも最高。買い物でも移動でもなんでも英語でいいなんて便利すぎる。
東南アジアは人が優しいのも良い。みんな笑顔で親切だったなぁ。途中から一人になった私を気遣ってホテルスタッフのおじさまたちが甲斐甲斐しくお世話話してくれて「外暑いけどお水は持ったの?」とか「今日はどこに出かけるの?」など話しかけてくれたり…次もまたあのオーチャードロードのホテルに泊まろう。
帰国したら寝付きは良いわ肩こりは治っているわ、どれだけ自分がバカンスでリチャージしてきたか笑ってしまうほど実感しました。

三潴さんたちと夕飯をご一緒させていただ時の記念撮影、私は目をつぶっている笑笑
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去年は二回行けたけど、今年もまたシンガポール行く機会があると思うので早く再訪したくてうずうずしています。

最後はラフな旅行記になってしまったけど、大学も辞めたことだし今年は去年以上に制作を頑張るので、たくさん期待してくださいね。
2018年もどうぞ宜しくお願いします^^

アートのなぞなぞ 高橋コレクション展 @静岡県立美術館

Tuesday, December 26, 2017

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おかげさまで現在四つの展覧会(ポーラ美術館・アトリウムギャラリー個展、高橋コレクション展、台北グループ展、奈良県立美術館「ニッポンの写実 そっくりの魔力」)に参加中なのですが、週末に始まった高橋コレクション展を観に静岡市に行ってきました。
私は「Flora」を出品中です。日本に帰国後比較的早い時期に描いた作品ですが、この頃の私の作品のタイトルの多くが女の子たちの名前になっています。フローラ、クロリス、エステル、マドレーヌetc etc…どれも気に入っているタイトル

Floraの作品解説は以前diaryに載せてあるのでこちらのリンクを読んでみてくださいね。
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今回高橋コレクション初の試みとして美術館の持つコレクションと併せての展示となっていて、高橋コレクション100点、静岡県立美術館のコレクション30点、計130点のなかなかボリューミーで見ごたえのある内容です。
チラシも何種類も作られていて、その一つ一つが現在と過去のアートの確信的/無意識的符号を明示するものになっており楽しい。

展示には関係ないけどFloraというと、イタリア人の友人のガールフレンドの名前がFlora Violaちゃんで嘘みたいに可愛い名前なことを思い出す。本人は英語全く話せなくて、でもそこはイタリア人の持ち前の前向きさで全ての私との会話をイタリア語で乗り切る強者なの笑(もちろん私はイタリア語わからない)雨が降ったからという理由で待ち合わせに来なかったりするような子なのだけど、どこか憎めない
感情を伝えるのに言語なんて関係ないと教えてくれたのが菫の花の名前を持つチャーミングなイタリア人の女の子でした。

せっかく静岡に来たので帰りに三保の松原に寄って東京に戻りました。
「天女に会える、そんな気がする…」という倒置法の効いたフレーズの看板があったけど本当に天女が降りて来そうな(笑)綺麗な空
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富士山もくっきり^^
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私の密かな趣味(伊豆の親友のところに通った際彼女に影響を受けた)である石採集も捗った!
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あまり他では見ない綺麗なラインの入った石がたくさんあったから持ち帰ったらどうやら通称「一文字石」や「鉢巻石」と呼ばれる縁起の良い石だそうで。優しいグレートーンにキリッと白い線、六本木のLiving Motifあたりで売ってても不思議じゃないスタイリッシュさじゃない?笑
お願いが叶ったら羽車神社に持っていこう

日本美術解剖学学会・2018大会のお知らせ

Monday, December 25, 2017

2018gakkai
私も役員を務める日本美術解剖学会の2018大会が1/6に催されます。
今年の大会テーマは「猫か犬か」となりました!
しかも何と言っても今年は登壇される先生たちが超豪華^^参加費三千円でどなたでも(←重要)聴講できますので是非ふるってご参加下さい。学会の会長でいらっしゃる養老孟司先生のお話しがついに学会内で聴けるので私も今から本当に楽しみなのです。
去年まで私は二年続けて自分の制作についてと、敬愛するジョエル=ピーター・ウィトキン氏についてお話ししたのですが、今年は先生たちのお話を聴く立場での参加になります。
解剖学会というと堅苦しかったり難しい話ばかりと想像されるかもしれませんが、思いの外楽しくわかりやすく、しかし聴き終わった後は新しい知識や気づきに溢れますよ。
皆様のご参加をお待ちしております^^

無声的行進@Taipei

Wednesday, December 20, 2017

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現在台北のElsa Art Galleryにて「無声的行進」展が開催中。
三年ぶり三回目の台北、今回はオープニングのために行ってきました。
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思ってたより寒くて上着選び間違えたTT
でも会う人会う人みんな優しくて、いい滞在だったなぁ
空港に着いたらギャラリーが迎車を手配してくれてたのだけど、人の良さそうなドライバーさんが綺麗な車内にホットコーヒーと甘いパンを買っておいてくれてて感激。
ギャラリーの方達もみんな感じがよく、その夜は美味しいローカルレストランでお腹いっぱい台湾料理をご馳走になりました。
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二日目は久しぶりに九份まで足を伸ばしました。
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相変わらず雨がすごい。。
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最終日に龍山寺に行ってきたのだけどここでミラクルが!
台北に初めてきた2011年12月に引いたおみくじとまったく同じ番号で同じ内容のものを今回もまた引き当てました笑
しかもね、2011年の時に引いたもの、つい一週間前に掃除の時に捨てたばかりだったの。もう六年も前だし内容も無効かなって。
そしたらまた手元に同じおみくじがやってきたので、神様がどうしても私に伝えたいメッセージと思うことにしました笑 こりゃ運命だわ。
おみくじは古い中国語で書かれてて中国人の友人すら読めないと言ってたけど英訳調べたら「Wonderful bliss is coming now」って^^

今月入ってから本当にずっと忙しくて、でも制作もしたいしで、慌ただしい年末です。
今週末はわたしも出品させていただいている高橋コレクションを観に静岡に行く予定。伊豆に親友が住んでたから静岡県にはよく行ってたけど、静岡市は初めてだしとても楽しみ❤︎
昨日会った友人に「さいちゃんは旅行行くと元気だよねぇ」と言われたけど、普段あまりにアトリエに軟禁されているからたまの遠出が貴重なのですTT
だから海外はもちろん、国内でも地方のお仕事入ると本当に嬉しい笑 色々な街で展示して、その土地の感覚に触れて、まだ知らないことをたくさん知っていきたいといつも思っています。

「ニッポンの写実 そっくりの魔力」展 @豊橋市美術博物館

Saturday, December 2, 2017

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北海道立函館美術館から始まり、現在は奈良県立美術館に巡回している「ニッポンの写実 そっくりの魔力」展を先日豊橋市美術博物館に観に行ってきました。
豊橋市に降り立つのも初めて。
知らない街に行くというだけでとても楽しみだったけど、美術博物館の建築も、ロケーションも、もちろん展示も素敵でした^^

写実画は昨今本当に人気で次々と特集本が編まれ、準じて展示も多いのかもしれませんが、この巡回展の写実特集は所謂アカデミックな写実画だけに偏らない構成で新鮮さを感じました。
展示の中には絵画以外にも江戸や明治の超絶技巧の彫刻があると思いきや、映像作品やインスタレーションなどもあり、バラエティーに富んでいます。
ちょうど雑誌で横山松三郎の写真油彩を見て興味を持った直後だったので、あのなんとも不思議な作品を観れたのは収穫でした。
私は「toilettes des filles2」を出品していたのだけど、昭和の面影残るノスタルジックでどっしりした暗めの展示空間で観ると、これまたいつもと違う印象で。うっすらローズ色の画面や人物が、静謐に時間が止まったような他の写実作品と並んで展示されている様子が今でもその印象のまま記憶に残ります。例えるなら初冬の公園を散歩してたら、突然愛用の香水の匂いがふわっと香ったような感じ。何百時間と見続けた絵を久しぶりに観ると毎回違う印象を受けます。久しぶりの自分の作品との邂逅とは、やはりいいものだ。

そうそう、この展覧会で展示されているとある方の作品と私の作品がとある元を介して奇遇にもご縁があったことが最近判明。まだ内容は言えないので、言える時期が来たら日記に書きます。一度ご縁を認識すると不思議なことに、今日撮りためていたテレビ番組を見てたらそのご縁の主の方がマツコデラックスさんと出演していたものに辿り着いたりして!

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担当学芸員の方ともご挨拶させていただき、お世話になりました^^
美術館の大窓から見えるアメリカキササゲの大木が本当に素敵で。近くにあるソファーでくつろぎながらいつまでも眺めていたい光景でした。

ドイツに住んでいた時にUDK建築科の学生の友人(オランダ人)と会話していた時のこと。「ねえ、建築(Architektur)と建物(Gebäude)の違いって何?」とふと聞いてみたことがあります。彼が展開する建築論でこの二つの単語をきっちり使い分けており、理詰めでよく喋る彼のこと、きっと完璧な定義で違いを説明してくれるのではないかと期待して。
しかし彼の答えはシンプルなものでした。「おそらく『建築』と『建物』、その言葉通りの違いだよ」
つまりは「これは建築だ」や「これは建物だ」と主観的/客観的に自分が判断したままが、それであると。
ちょっと拍子抜けだったけど深く納得したのでした。

私、古い建築も大好きなのです。現在では採用されない意匠や建材が時代を感じさせるし、ケーキ箱のような最近はやりの白く無機的で身軽な建築と逆を行く、どっしりと腰が据わっている様子に心が反応します。
豊橋市美術博物館もまさにそれでした。いい建築でした。今度はもっとゆっくり行く機会があればいいな〜と思いながら豊橋を後にしました。
ちなみに新しい建築も大好きです笑 建築、と呼ばれるものは全般的に好き。ベルリンの何が素晴らしかったって、気鋭建築家たちの発表の場として十二分に機能していたところ。なかなかあれだけの大型で実験的な建築を東京やパリやウイーンで見ることはできませんから。

先日台北の作品も描き上げ、荷物を見送りました。台北で発表する最新作はマグリットのシリーズです。いつかマグリットのafter imageシリーズの数がまとまったものになったらそれだけで展覧会がしてみたい。そして可能ならマグリットと並べてみたい。
今はもう新作に着手してます。ポーラ美術館で発表した新作のテーマを引き継いだ内容になっています。
描きたいテーマはたくさんあるのに、自分が一人しかいない歯がゆさ…あと5人くらい欲しい。
次あたりシンガポールについて日記書けるかしら。先週の早稲田文学のシンポジウムについても少し触れたいなぁ

画集「Beautiful Stranger」について

Saturday, November 25, 2017

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ネットでは倍以上の値段で中古品が出回っていますが、ポーラ美術館のミュージアムショップや、大型書店では新品が定価で売られています。
ポーラ美術館では運が良ければサイン本も手に入るかもしれませんー^^
ぜひそちらでお買い求めください♪

a farewell

Saturday, November 25, 2017

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昨日で三年間の大学でのお仕事を終わりにしてきました。
一時間くらい押してしまった最後の批評会を終えて研究室に戻るとそこに10人以上の四年生達がずっと私の帰りを待っていてくれて、大きな花束とお手紙をくれました。
なんというサプライズでしょう。
とてもとても嬉しかったから締め切り前の余裕のない状態だけど日記を書きに来ちゃった^^仲良くしてくれた生徒全員をハグしてあげたい気分。
わたしの可愛い可愛い生徒たち、本当にありがとうね。
先生と生徒という関係はなんて美しいのだろうと実感できた講師業でした。
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先週はやはり院生の部屋に呼ばれて行ってみると素敵なブーケと大好きなチョコレートのお餞別をくれました。
もらったお花は全部ピンクなの、私のこと生徒達は本当によくわかってる!笑
世界中のどの色よりピンク色が好きです。あと甘いものも大大大好きです。
一週間前にもらったのに、日比谷花壇のお花はさすがまだ綺麗なまま。本当にありがとう。たくさんあったチョコレートはもうほとんど残っていません笑

お別れは寂しいけど、私はずっとここにいるからみんなが続けていればいつかまた必ず再会できると思っています。
もっと絵だけに時間を使いたくて今回自分から大学を辞めさせてもらったけど、これでようやく全力で仕事できるから、来年以降たくさん大きいの描きます。楽しみにしていてくださいね。
いつも言っているけど、アートは知的肉体労働。大きい作品描いてフィジカルもフルスロットルにしてこそのアート。

台北の制作が佳境で豊橋市美術博物館での展覧会観に行ったことや、シンガポールに遊びに行ってたこと日記に書けていないけど、落ち着いたら必ず。
ではでは、仕事に戻ります

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