observe carefully

Tuesday, October 10, 2017

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Gib’ echt viele Missverständnise über meinem Arbeit…!
Das ist MALEREI,ok?

これはPrincess at Workを制作時のパレットとその周辺。

This isn’t Happiness展 オープニング報告、など

Wednesday, April 5, 2017

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5年ぶりとなった京都imura art galleryでの個展も残すところ今週いっぱいとなってしまいました。搬入に訪れた三月の京都はまだまだ寒くて梅が見頃だったけど、今はもう桜の季節。

3/11のオープニングは夕方ギャラリーに到着すると既に数名のお客様と馴染みの新聞記者さんがいらしていて、着くなり懐かしいお顔を見ることができとても嬉しかったなあ。この日は3つの新聞取材を受けて、日頃の自分の制作についてたくさん振り返る機会となりました。

パーティーも本当に盛況で、一時はすれ違うのがやっとなほどたくさんの方が来てくださり心から感謝です。ご挨拶できなかった方、申し訳ありませんでした!

今回の個展にあたりDMからパーティーまでいろんな方のご協力もあり、たくさんの華やかな意匠がオープニングを盛り上げてくれました。

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まずは協賛のPommeryさま。大好きなシャンパンPommery POPを惜しげも無く提供してくださりパーティーのイメージを作り上げてくださいました。今回のDM文字面のThis isn’t Happinessというフューシャピンクのロゴは、Pommery POPロゼの瓶の色と実は揃えていたのです^^フューシャピンクは私が世界一好きな色。パリのモノプリやボンマルシェで見かけては、その可愛い外見に見惚れ買いたいと夢見ていたPommery POPが私の個展で作品とともに皆様に楽しんでもらえたことが何より幸せでした。

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素敵なお料理を用意してくださったソウダルアさんにも感謝です。明るく楽しい色彩のお食事、本当に美味しかった。

This isn’t Happinessという言葉の持つ意味であったり、メインイメージに使った作品「les amies」が黒背景だったりとネガティブな印象を与えてしまう懸念があったので、展覧会ロゴはあらかじめポップなイメージを意識して作ってもらったのですが、そこにまさにポップシャンパンと、カラフルなお料理が振舞われて、皆様の展示に対する理解に頭が下がる思いでした。

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そして、それはそれは雰囲気のある素敵でひときわ大きなお花を贈ってくださったPOLA MUSEUM ANNEXの松本さん、いつも本当に有難うござます。さすが化粧品会社!と感動するハイセンスなお花です。ご本人もいつ見てもハイセンスな美人で憧れの女性です。

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可愛いキャンディーブーケをくださったのは裕美さん^^展覧会がおかげさまで本当に賑やかになりました。会期が終わったら東京の自宅にしばらく飾ろうと思います。

 

東京で展覧会をやると関西でやってほしいと言われ、関西でやると東京でやってほしいと言われ…たくさんの場所で見せることができれば一番だけど、私のように寡作な作家にはそれが難しいこともあります。その時々で自分の思う最高の作品を発表しているので可能な限り足を運んでもらえたら嬉しいです。

les amiesは高松市美術館に買い上げていただいたので、今月中頃から始まるコレクション展でしばらく公開されます。ぜひ皆様観に行かれてください。les amiesはこの数年内で一番の出来だと思います。基本作品は全てお嫁に行ってほしいし、そうあるべきと考えているけども、les amiesの突出した完成度は久々に手放すのが惜しいと思えた作品でした。

 

インタビューなどでは話したのですが、マグリットを扱った近作には隠れたテーマがあります。

2014年にブリュッセルの王立マグリット美術館を訪れたのですが、その際あまりのマグリットの低い画力に私は驚愕しました。彼のクオリティの高い作品の多くは海外にあるため、そこにはどちらかというと技術が低めの作品が多く、展示室もそのアラを隠すかのように相当照明が暗く設定されています。ここまでマグリットが絵が下手だと思っていなかった私はそこで一つのお節介を思いつきました。

「私の技術をもってすればマグリットが本当に見たかった風景を描き出せるのではないか」

これを裏のテーマとし、les amiesやla fille de l’hommeを制作したのですが、この隠れテーマを知らずに「絵の上手いマグリットの描いた絵画」と言い当てた浅田彰氏にはさすがの批評眼と唸らされました。

まだまだ引き続きマグリットへのお節介を続けるつもりですので皆様楽しみにしていてくださいね。

 

AERA STYLE MAGAZINE Vol.31

Tuesday, May 31, 2016

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今発売中のアエラスタイルマガジンに「Curtain」が使われています。岸本佐和子さんが翻訳したエドガル・ケレットの「子宮」という小説の扉絵としてなのですが、小説の奇妙な世界観とのマッチングが楽しいです。
ぜひ読んでみてくださいね。

この雑誌の中で鹿島茂さんが寄稿しているページがあるのですが、大好きなバタイユの「マダム・エドワルダ」について触れられています。
大学生の時に読んでほとんど内容を覚えていなかった小説なのだけど、ムッシュ鹿島のおかげで個人的に驚きの発見ができました。
というのも、マダム・エドワルダの舞台になっているパリの街角はまさに私が住んでいたポワソニエ大通りだったのです!登場する娼館があるのはフューシャピンクの地下鉄4番線でおなじみのサン・ドニ。お友だちが住んでいたので、ポワソニエ大通りを下りいつも歩いて通っていた場所。大通りの途中にある”屋根裏のパン”という名前のパン屋さんがとてもお気に入りで、そこのタルトシトラスを手土産にするのが定番でした。ちなみにこのパン屋さん、少し前に麹町に日本初出店して以降贔屓にしています。何度となく通ったサン・ドニ門についても小説の中では言及されているようで、まさかバタイユ小説の舞台に知らず知らずのうちに住んでしまっていたとは、と嬉しい気付きでした。
改めてパリに住むということは私が憧れた仏文文化を地で行くことなのだと教えてもらえたテキストでした。
これを機に再読して、パリを知る前の自分と、知っている今の自分の読後感の違いなどを楽しもうと思います。

WOODKID “IRON”

Thursday, December 5, 2013

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もうあっという間に12月。今年は年頭のDOMANI展から始まって絹谷幸二賞を頂いたり帰国後三年間の結果を見せるような年回りでした。2014年は新展開を見せられるようコツコツ準備をしてます。今は100号作品をクリスマス前に終わらそうと巣ごもり中。終わらせたら旅行が待ってる!
最近ずっとこのDIARYがあまり更新できずにいたのだけど今後はもっと短いエントリーで日々の雑感を上げていくことに決めました:)文章書くのすごく好きだしせっかくの日記帳を白いままにしておくのはもったいない。
よかったらマメに覗きにきてくださいね。

今日は最近気になったアーティストを紹介します。
たまたまyoutubeで上がってきた動画を見て大変気に入りましたWOODKID。1983年フランス/リヨン生まれの映像作家 Yoann Lemoineの音楽プロジェクト名です。
IRONという曲のPVが素晴らしくて見惚れました。とってもヨーロッパ的でデューラーの銅版画を現代的に映像に落とし込んだような構成、画面右に向かってストーリーが進んでいくのは日本のゲーム(マリオとか)の影響かな。驚くほど日本のゲームやアニメはヨーロッパで浸透していて私たちと同じように幼少期に彼らもそういうものに触れて大きくなります。
83年生まれということは私の三つ下!もうけっこうな売れっ子だし素晴らしい才能ですねー負けてられません。年齢が近くて才気あふれる人物を発見するとやる気が爆発します。嬉しい出逢い(一方的にですが!)だわ。

以前2つ年下の人に「橋爪さんはライバルは誰ですか」と聞かれてすごく驚いたことがある。だってそんなもの考えたこともなかったから。恰好付けるわけでもなく自分の敵は本当に自分しかいません。作家はいつも過去の自分の作品に苦しめられる。過去に生み出した出来のいい作品を毎回超えなきゃいけませんから向き合うべきはやはり自分自身なのにそんなことを聞く作家未満の男性にホントにびっくりしました。

今月3日から一ヶ月ロンドンのFlowers Galleryのグループ展に小さな作品を数点出していますが全部これは旧作。
新作は来年春前あたりから皆様にお見せするチャンスがたくさんあります。2014のスケジュールは冬前までぎっしりで毎日わくわくしながら画面に向かっている所です。このDIARYやインフォのページをご参照くださいね。
もうじき誕生日ですが33歳の橋爪彩も期待してください。

Sai 10.July 2012

Tuesday, July 10, 2012

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done with a photo shooting and interview in english for the magazine publishing in Sep @ my studio!

想うということ 3

Monday, July 2, 2012

またこのタイトルの日記を書く時が来た。
過去をたどってもらえばこのタイトルが指す内容に一つのサブジェクトを見つけてもらうことができる。

私はその人と、至って普通に友人だった。
歳は多分2、3歳彼の方が上だったけど同じ予備校出身で芸大に同じ年に受かった所以から、大学などで顔を合わせるとそこそこ親しく会話をした。
科は違ったけどうちの大学は小さいし、ましてや一年生の通うキャンパスの取手は顔を合わせる面子も毎日決まっているからみんな科を超えて交流していた。
今時の若者らしい個性的な見た目と、むやみやたらにチャラチャラした態度の押し売りのような青年。
私も何度その手のお誘いを受けたか分からない。
それでも彼は嫌われていなかった。
もちろん私も嫌いじゃなかった。
その必要以上に外交的な性格が彼の寂しさの裏返しだと、みんなが暗に気付いていた。
誰もそのことに言及することはなかったけれども。
セルフレームの眼鏡の奥の目は尖ってそうで、でも優しかった。
そんな青年。

だった。

その彼が私が帰国して少し経った頃に縊死していた。
作家として上手くいきかけている時だった。
家族も、いた。
私は彼の作品が面白いと感じていたから、卒業後もたまに思い出しては「どんな活動してるかな?」とネットなどで調べることもあった。
最近はあまり名前を見る機会もなく、時々気にしていた。
そしてつい先日10年ぶりに芸大時代の友人と会うことができ、嬉しい再会を喜びながらこの10年間のキャッチアップをしている中で彼女と同じ科だった彼はどうしてる?と聞いてみた所、すごく遅れてこの訃報を知った。
その瞬間ショックも受けたけど、そもそも卒業後連絡なども個人的に取ったりするほどの間柄ではなかったからいなくなったという事実に実感がもてなかった。

それは夜やって来た。
彼の作品がもう一度見たいと思いネットで調べていく中で、ようやく出来事にリアリティーが持て、一人で抱えることが苦しくなるほど感情が乱れた。
彼の所属する画廊がウェブ上に残している数点の写真作品たちは、たまらなく彼の孤独を映してしまっている。
ひどい時差で彼がもういないということが私の心に届けられた。

一見チャラさが鼻につく彼との思い出は、全部その印象と真逆の、純粋な青年としての寂寞感を目撃した瞬間のものが多い。

遊んでばかりだった彼が本気で一人の女の子を愛そうと、彼女への誕生日プレゼントを私に相談していたこと。指輪じゃ重いよね、でも毎日つけられるアクセサリーがあげたい。だから今回は取りあえずブレスレットにした!と嬉しそうに小さな箱を開いて見せてくれたこと。
そしてその彼女と別れた時、「やっぱ俺には純愛は向いてない」と傷ついた顔で横を向いたこと。

ある夏の日、予備校で講師バイトをしていた彼と私と私の当時のボーイフレンドが仕事終わりに会話をしていて、その日が彼氏の誕生日と知るとおもむろに鞄から何やらノートを取り出して渡した。
そのノートには芸大生らしくとても上手なイラストがびっしり描かれていて、すごい時間をかけて彼が作り上げたものと一見してわかるものだった。
「知らないかもしれないけど、俺たち下の名前同じなんだよ。だからそれ、あげる!」
そういって手渡された私のボーイフレンドは、大して仲良くない彼からのプレゼントに戸惑いながらいちおう受け取っていた。彼と殆ど交流がなく、表面的な遊び人の部分ばかりしか見たことない彼氏は彼のことが苦手だった。その苦手な彼からの突然のプレゼント、しかもなにやら大事そうなもの、いろいろな理由で彼氏は戸惑っていた。
私はなぜ彼が親しくない人間にそんなものを突如あげたのか、何となく分かる気がした。
ただ、私の彼氏にはその仲良くしたい、というメッセージは伝わらなかったと思う。
手の込んだそのノートはさすがに捨てられない、とボーイフレンドの家にしばらくあった。
今はどうなっているのかな。

私たち作家は、いつでも戦っている。
作品や自分や孤独と。
作品を作ることはひたすら自分と向き合うこと以外何ものでもなくて、目をそらすことができない。
苦しい時もそのことに深く深く潜っていくことしか出来ず、それは切り刻まれるような痛みをもたらす。
それでも作品を作ることで何かが今よりは良いものに変えられるかもしれない、そう信じてアーティストという人生を生きる。
切ない仕事だな、っていつも想う。

友人の死を経験するといつも感じること。
みんな「またね」とか言うけど、また会えるなんて保証はない。
明日もあさっても5年後も、その人が元気でいるなんて保証はどこにもない。
だから会いたい人に会って、友人でも恋人でも家族でも愛情を伝えていかないとね。
仕事や煩雑な人間関係に時間を奪われて、一番大事にするべき所に目が向かないことが現代を生きる私たちには多くありませんか。

彼のお葬式にはたくさんの人が来ていたそう。
教えてくれた友人は「あんなに大勢友達いるのに、なぜ」って目を潤ませた。
不器用なI君。
友達としてけっこう好きだったんだよ。
私は悲しいよ。
さいちゃーん ってヘラヘラしながら話しかけてよ。

scandal

Wednesday, May 30, 2012

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友人の経産キャリア官僚U君が実名、顔、学歴全部晒して給与明細を彼の個人ブログで公表した件で一流週刊誌フライデー沙汰になったということで生まれて初めて購入!近所のコンビニ売り切れで渋谷まで走ったわ。
やるなぁU君。
よ、日本男児!もののふ!
応援してるよ♡
何はともあれ身を切って筋を通す姿に感動すら覚えます。
リアルタイムに彼がブログで問題提起していった頃も知っているので、時間とともにこういう風に事が話題に上がり広がっていく過程を知れたのも面白かった。
体張ってる彼に負けじと私もがんばらないと、って気持ち新たになりました。
やらなきゃね。

しかしフライデーって読むのも初めてだけど、こんな内容だったの…知らなかった。

seoul diary

Sunday, May 13, 2012

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この間の京都に行ったのが実は4ヶ月ぶりに東京都から出たという恐ろしく制作に多忙を極めてた私ですが、やっと一通り終わったのでバカンスを満喫中。
通勤のない私は普段人より総移動距離が短いので、数ヶ月に一度海外に行って距離を稼ぎます。
展示が始まったら絶対にどこかに行こうと思ってたのだけど、悩んだ挙げ句に今回は大好きなソウルに行く事にしました。
本当は沖縄の離島も考えてたのだけど、思いのほか早く梅雨入りしてしまって断念。つくづく私って沖縄に縁がない。でも日焼けしたらイヤだなとか思ってたし、そもそも自然と戯れるより街をヒールで歩いている方が自分らしくいられるので、然るべくしてソウル行きに決まった気もする。

Day 1
飛行機に乗るときの私のルール。”w/high-heel on board”
もちろんいつもハイヒールなのだけど、何時間のフライトでも絶対にスニーカーとかフラットシューズにしない。毎回検査で引っかかって、変なビニール履かされて金属探知期をくぐらされるの分かってるけど、それでもヒールで乗り込む。理由は、その方がエレガントだから。それだけ笑
短いフライトだったら服も綺麗なワンピースにする。バッグももちろん良い物で。飛行機の中で綺麗な人ってステキじゃないですか?ラッキーで席をアップグレードしてもらえた場合も、そのサービスに釣り合った装いでいられるし。

午後2時過ぎ金浦空港到着。4時頃ミョンドンのホテルにチェックイン。
荷物を降ろしたら、さっそくミョンドンの街でコスメ収集。何ヶ月分?!って位シートパックやら化粧水、美容液等々を買いまくる。ちょっとでも良さそうだと買わずにいられないの…
実は羽田のDUTY FREEですでに一万円以上するシャネルのクリームを買っていたりして、自分で自分の熱意に圧倒されてしまう。
私のスキンケア哲学で、月に一度の高級エステより、普通の値段で良いから毎日の丁寧なケアがものをいうというのがあるので、特に化粧水は大量に使うから色々買い込んでみる。普段はほとんどエステには行きません。わりと皮膚が強いので、大概の化粧品は受け入れられる自分のお肌に感謝。韓国コスメは最近値段が上がってきているけど、やはり安めではあるし、高機能なDr.系もあって、興味は尽きない。
夜は汗蒸幕でしっかり汗をかいて、垢擦りや全身マッサージもしてもらい、つるんつるんになってホテルへ帰った。

Day 2
昼から現地人を含む友人たちと合流。私の希望通り、美術館やアートスポットを回る。車出してもらった上に、ランチは地元の人ならではの美味しい食堂に連れて行ってもらえ本当に感謝でいっぱい。何気ないチヂミとかものすごく美味しかった♡

16 bungeeヒュンダイギャラリーのアネックスでやってた展示がなかなか面白かった。やっていたのは私と同じ歳の作家。優れた30歳位というのはテクニックやテーマが程よくまとまり始める年齢なのだと思わされた。
あとは前回行けなかったleeum samsung museum。現代美術のコレクションは正直ぱっとしない。西洋で人気のある作家のベストなものではなく、手に入るまあまあのクオリティーの作品を一点ずつ展示。そこに独自の審美眼があるわけでもなく、ただアメリカやヨーロッパのものを無理矢理輸入した感が否めない。
でも、楽しみにしていたDo Ho Suhの企画展がものすごく良かった!
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ベネチアにも出品をした韓国の中堅作家で、キャリアも華々しい。理論と作品のバランスもとても良い。
作品デティールの説明は面倒だから割愛するけど、やはり作家は自分に近いものをモチーフにした時良い物ができるとつくづく思わされた。
化学繊維で建築物のファサードや建物をライフサイズで再現するソフトスカルプチャー(ソフトアーキテクチャー?)なのだけど、彼が滞在したNYやベルリンの再現物より、韓国の伝統家屋などを再現したものの方が数倍複雑で仕上がりが良い。
私もいつもそうだけど、やはり借りものや、自分に近くない急ごしらえのものは絵にできない。描いてもあまり良い物にならない。手練になればそれをテクニックでカバーできるからある程度のクオリティーに仕上げる事はできても、やはり自分にずっと近い所にあった理解の深いモチーフを扱った場合との差は歴然としている。愛情が違う。
作品作る人なら誰でも共通して感じる事のはずだ。

夜友人たちと別れて、私は楽しみにしてたアモーレパシフックのエステ「韓律停(ハンユルジョン)」へ。
しかし…私にはあまりない事なのだけど、一時間遅れて予約を勘違いして行ってしまい、施術を受けられなかった。。普段ほとんどこういう勘違いをしない私にしてはすごく珍しい事でショックだったけど、受付の可愛いお姉さんがとても優しく親切で翌日に予約を振り替えてくれて一安心。
ぽっかり時間が空いちゃったから、一人で街をぶらぶらしてまた多少化粧品なども買い足したりして22hすぎにホテルに帰った。本を読みながら就寝。

Day 3
午前中は新世界デパートの食料品売り場をチェック。お茶や紅酢、それにナムル用のお塩などを買ってみた。
昼過ぎ、ようやく念願のアモパシのエステへ。一応フェイシャルの予約だけど、美顔に欠かせない上半身のリンパの流れを良くする為にすごく丁寧に背中のマッサージもしてくれて夢見心地…
ここは高級エステの部類に入るけど、ぜんぜん高くないし、場所も便利でなかなか良かった。一見完璧な私の肌も実はいくつか悩みがあって、担当者にそれをズバリ言われて身が引き締まりました。ここでも美容液や日焼け止めを購入…だってすごく良さそうなんだもん……。。この頃にはさすがの私もスキンケアコスメの買いすぎに不安になってきている。この手のコスメは基本水分だから重たいので、帰りの飛行機のチェックインでトランクが重量オーバーしやしないかとヒヤヒヤ。あと、これから買う靴が荷物に入るかどうかも心配。
他にもソウルには行ってみたいエステがあるから次回は別の所に行くかもしれないけど、友人たちにはお勧めしたいサロンでした。

エステの後は河の向こう、江南のカロスキルにて靴漁り。
お目当てのお店でまずは一つオープントゥのプラットフォームパンプスをオーダー。
その後も周辺のお店を見て歩いて、少しカフェで休憩。iPhoneからパリの友人にスカイプでビデオチャットなどして楽しんだ。
韓国は日本以上のネット大国。本当にどこに行ってもよくタダ電波が拾える。カフェはだいたいwifiを提供していて、旅行者には嬉しい限り。海外でカフェ選ぶ時、ネット使えなかったら入らないものね。
その後、友人たちと落ち合う。一人は日本人のモード系の友人、もう一人は韓国人の男性デザイナー。自分のブランドをする傍ら、大学で教えたり、東方神起の衣装を作ったりしているすごい人。また別の人が20hからカロスキルのシャネルでパーティーに招待してくれていて、それまで街を歩いて時間をつぶす。途中見つけた靴屋がすっごく良くて、彼らにも付き合ってもらって私は一人ウカレまくり店中を買い占めたい気持ちになったけど、中から厳選して2足買う事にした。うち一足はオーダー。このお店、とにかく良かった。スタッフのお姉さんは日本語も英語もできないけど、一緒にいた韓国人の友人が激しく交渉してくれてかなり値段が下がりました!やったー♪彼も服を作っている人だから相場が分かるだけに、どこまで下げられるか検討がつくんでしょうね。連れの二人とも男性だけど、ファッションを愛する人たちだから女物の靴屋でもイヤな顔一つせず、むしろ楽しそうに買い物に付き合ってくれる。とってもありがたい。
みんなで一緒に選んだ靴をそのままパーティーに履いて行くために、購入後履かせてもらいました。
今回の旅行でのベストショット!
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でもディスカウントなしでもここの店の扱う靴はデザインが良くて、質も高くて、おまけに安い!最初にオーダーした店の半分の値段!!日本のガイドブックや雑誌ですごく有名店だけど、もう次から最初の店には行きません。デザインも後者の店の方がぜんぜん良い。

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21h頃シャネルコスメティックスのパーティーに。すごいたくさんの人でごった返していた。
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こんなことならもっとオシャレして来たかった!パーティードレスもシャネルのアクセサリーも山ほど持ってるのに、この日の私はわりとカジュアル。バッグやアクセサリーもクロエで、ぜんぜんシャネルものを身につけてなかった。。
中ではメイクブースやネイルブースがあって、専属のアーティストがメイクをしてくれるサービスもあり。DJがけっこう良い感じの音楽をかけているのに、誰も踊ってなくてみんなメイクに夢中。オシャレなケータリングとカクテルでかなりいい気分になって音に合わせて揺れてたら、シャネル広報カメラマンにいっぱい写真撮られました。一緒にいた韓国人曰く、やっぱりどこか雰囲気が韓国の子と違うので珍しいからじゃない?だって。
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会場には多分韓流スターであろう目の鋭い背の高いイケメンも数名いたけど、誰か分からず。でもいかにも韓流!って感じだった。
韓国の人は背が高くて、男の子は肩幅広いし、腰の位置も日本人より高い。女の子たちの脚もまっすぐで、細くなくてもミニスカートが似合う。いいなぁ。
私もソウルにいる間は、郷に入ったら…の諺に従い、アイラインをいつもより濃く太く、目力強めで過ごしました笑 T.P.Oに併せたファッションやメイクが好き。私にとってこういうのはコスプレの感覚に近い。街や場所のドレスコードを読み取って、それに合わせて歩くのが好き。だからパリも東京もソウルも、ちょっとずつ自分の装いが違う。
パーティーのお土産はRouge COCOの新作の口紅を一本。うれしい♡

この後はこのパーティーに呼んでくれた韓国の気鋭の女性デザイナージャイン・ソンさんも合流して、弘大(ホンデ)に飲みに行きました。このジャインさん、帰国後改めて見たら韓国特集のfrau5月号に気鋭のデザイナーとして載っててびっくり。ステキな人だったし納得。
道中のタクシーで、今年入って一番くらいに盛り上がって大笑い…笑いすぎで腹筋痛かった。シャネルのパーティーでいい調子でカクテル貰いまくってたから、すでにわりと出来上がってて盛り上がりもひとしお。楽しかったなぁ
弘大のバーで飲んで喋って踊って笑って、今回のソウル旅行のラストナイトを堪能。
さすがにツーリストの私は昼間に歩き回っていたせいもあって疲れてたので、3amに限界が来てホテルまでタクシーでみんなに送ってもらいました。
また来るからね、ってみんなとハグして部屋に戻り、メイクだけはきっちり落としてスキンケアしてベッドに倒れ込んだ。

Day 4
昼前チェックアウト。睡眠時間3時間半。
12:30にミョンドン駅前で友達とランチの約束。しかし前日一緒に羽目を外した友人は現れずのんきに「さいちゃん、今日時間があったらランチかカフェでもどう?」というメールがiPhoneに届く。
この人すっかり約束を忘れてる…だから酔ってる人と約束するのは嫌いなのよ。。と思いながら、ふとその日の自分のフライトの時間を確認すると思ってたよりずっと早い時間で、もうすぐミョンドンを離れなきゃいけないことに気付いた。
どうやら私は18:30に羽田到着を、18:30に金浦出発と思い込んでいて、危うく乗り過ごす所だった。
友人がアポをすっ飛ばしたおかげで、遅れずに飛行機に乗る事ができました。
もし約束通り友人が現れていたら、飛行機の時間を確認するのは絶対に後回しにしてただろうから、最悪乗り過ごしたかもしれない。超ラッキー!厄よけのお守り持ってきた甲斐があった♡
こうして事なきを得て、無事飛行機に乗り、家に帰り着きました。

今回強く感じた事だけど、韓国女性の整形率の高さ。
解剖学も大学で勉強した私には一瞬でその不自然さが見抜ける。そうでなくても描くために毎日骨や筋肉の位置関係を無意識で捉えてるから、ちょっといじってるだけですぐ分かってしまうのだ。
ソウルで見るわりと綺麗な子はみんな整形している。そして面白い事に、整形している子のいるグループはもれなく整形している子ばかりが集まっていて、ナチュラルな子のグループにはやはりナチュラルな子しかいない。その交友関係の棲み分けも興味深かった。
私も個人的に一人整形韓国美人を知っているけど、見た目はゴージャスなのに、性格がどうしても合っていない。すごく素朴で良い子で私はその子が好きだけど、もし彼女が元々そのゴージャスな容姿に生まれていたらもっと違うパーソナリティーに育っていたはずだ。元々美人な子の性格をしていない。すごく綺麗なのに、どこか自信がなくて謙虚すぎて、現在の顔と性格に大きな齟齬がある。
私は整形に対して絶対的なアンチではないし、したい人はすれば良いと思うのだけど、見た目の人工的な不自然さはもちろんの事、今までの人生で作り上げてきた個性と外見の差異が気になるから、女優やタレントじゃない限りよっぽどの理由がなければ必要ないと思っている。
女の子ってみんな魔法を使えるのよ。変身の魔法。
肌磨いて、自分が可愛く見えるメイク研究して、服装気を使って、スタイル維持する努力をすれば誰だって絶対に可愛く見えるの。
どんな子でも!
男の子はそういうわけにいかないけど、これは私たちに許された特権でしょう。
だから整形なんて普通の人には必要ないと思う。
第一顔いじって今は良くても、何年かに一度はメンテが必要で、そのお金がなかったら加齢による筋肉の衰えでシリコン入れた部分と合わなくなって、見るも無惨な姿になっちゃうじゃない。。あれは本当に悲惨…

整形話に熱がこもっちゃったけど、とにかくソウルは何度来ても楽しい。
今回もあと2泊くらいあっても良かったかも。年に2回は行きたいな。
食べ物美味しいし、人も楽しいし。
仕事もしてみたい。展示やAIRで滞在がしたい。イムラしゃちょ〜!笑

年内にもう一回行けますように♡
でもパリも秋頃行きたいし、バカンスのためにもうちょっとしたらまた沢山働きます。
とにかく、今回は本当に本当に楽しい旅だった。
現地で遊んでくれた友人たちに心から感謝です。

kyoto diary

Wednesday, May 2, 2012

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イムラアートギャラリーと仕事するようになってから、年に1、2回は訪れる京都。
だいたいいつも暖かい(暑い)季節に行くせいか、天気がとても良くて鴨川がきらきら光りながら私を迎え入れてくれる。

毎度の事だけど、個展前3、4ヶ月は日々緊張感のある生活をしていて、2ヶ月切ったくらいから一日でも無駄にできないといった感じで日がな一日仕事仕事仕事…
奇跡的にこの冬は一度も風邪を引かずにどうにか個展まで乗り切る事ができた。
毎日が嵐のようで、よくもまああんな日々を乗り切ったと自分に感心する。
最後の一ヶ月は毎日最低10時間は立ちっぱなしで制作。心身共に消耗している時って人は食欲湧かないものなのね…おかげで少し痩せてしまった。
どうか身体が言う事を聞いて今日一日よく動きますように!って毎朝切望しながらベッドから立ち上がっていた。いつも言っているけどアートは知的肉体労働。フィジカルがついてこないとどんなにやる気があったって話にならない。
疲労困憊の中どうにか作品を載せたトラックを見送って、それからも京都入りまでの2日間やる事は色々。たまってた雑務を処理し、出張準備に街に出て、トークショーやオープニングの衣装揃えて…

day1 品川駅→京都へ新幹線移動。
乗車中、対談相手の青山七恵ちゃんの「かけら」を読む。やはり書かれた文字の一つ一つから彼女本人を感じるな、などとと思いつつ感想をiPhoneにメモ。
表題作の「かけら」は若い女の子と父親の関係性を描いた短編なのだけど、新幹線に乗る前車で駅まで送ってくれた自分の父と小説の中の父親が重なり、目頭が熱くなりかけてしまった。
飛行機の中で本を読んだり映画を見ると、気圧の問題なのか泣きやすくなると村上隆氏は言ってたけど、どうも同様に新幹線の中でも起こる気がする。
高速移動による身体へのGの負担、もしくは旅という特殊な状況がもたらす一種の興奮状態が原因かしら?
昼過ぎ、京都着。
ホテルに荷物を降ろし、下のスタバでコーヒーをピックアップしてタクシーにて画廊に向かう。
夕方すぎにインストール終了。
宮川町にてとっても美味しい京懐石を食べて、ホテルへ帰った。

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昼間は画廊に少し顔を出して、夜はART KYOTOのオープニングレセプション。
会場である国際会議場についてすぐ、うちの社長が7.8人の舞妓さんを引き連れて向こうからやってくる姿をウォッチ。さすがうちの社長、ものすごくその様子が堂に入っててかっこ良かった!パーティーに華を添える為に彼女たちは呼ばれたみたい。会場ではお寿司や天ぷらが振る舞われて、なかなかの盛会ぶり。
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深夜まで続いた二次会にも参加させてもらいつつ、翌日が本番の私は日付が変わった頃引き上げた。

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13時から始まるトークショーに向けて、髪を巻いたりメイクしたり忙しく準備。仕上げのルブタンで武装完了。11:30amに画廊にて七恵ちゃんと合流。そこからスタッフも含めみんなで国際会議場に移動。
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トークは自由に喋らせてもらい楽しかった。
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その後国際会議場の庭園内の離れにあるお茶室脇で野点を初体験。来てくれた友人を含め、みんなでお茶を頂きつつのんびり語らう。春を通り越して初夏の陽気の京都で、風光明媚な自然に囲まれた茶室には確実に都心部と違う時間が流れている。私にとってアウェーな京都でこうして仲間と美しい時間をシェアできるのはすごく幸せなことだ。
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18時からは私の個展のオープニング。こちらも滞りなく終了。
この日の夜は祇園にあるよねむらさんでディナーを頂いた。
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ヴーヴクリコで始まり、美味しい料理をお腹がはち切れそうになるまでいっぱい食べたらこの数ヶ月の疲れが一気に噴出し、いつもならもう一ラウンド行くはずの23:30にはホテルに戻り、解散。

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昼前チェックアウトを済ませて、七恵ちゃんと二人で楽しく京都観光。GW中とあり、どこも混み混み!最後に参拝した神社が予想外の長蛇の列で、予定より遅くなって拾ったタクシーの運転手さんが少しばかりクレイジーでその後二人はちょっとした戦慄を味わうことに…。
その人は乗ったそばからやたらと陽気に話しかけてきて、ず〜っとず〜っと喋ってきた。ちょっと鬱陶しいなと感じていたら、京都駅が近くなった頃、前の一般車両がタクシー専用レーンに侵入してきた事に対し突如切れて「このバカヤローが!!こいつ完全確信犯だよ!!警察でも居たらすぐに捕まえてやる!!!」と叫ぶではないですか。
それまでの親切でやたらお喋りなドライバーが一変、切れキャラに。。タクシーから降りた後七恵ちゃんが「冷たい熱帯魚のでんでんみたいだったね〜!」と一言。ああ、あれぞまさに。。。
昼間も観光の最中、いかにあの映画の中のでんでんがすごかったかを語り合っていた私たちは、期せずしてリアルでんでんを目撃したのだった。

…と、早足で振り返った京都での4日間。
クレイジータクシードライバーはちょっと驚いたけど、やっぱりいつでも京都は良い思い出しか残らない。
迎え入れてくれるギャラリー社長やスタッフの心遣いのおかげだと思う。
心の底から感謝しています。
また京都という街の包容力も私を惹き付けるのだ。この街の人はみんなホスピタリティーにあふれている。
普段あまりない機会だけど、今回は作品を買ってくださった方とゆっくり話すチャンスもあり、自分の作品が大事にされている様子を感じ、一層身が引き締まる思いだった。

次はいつ行けるかな。
京都を訪れるたびにレンタルでいいから着物を着て観光したい!と思うのだけど、未だにその夢叶わず。
昼間に河原町で白人女性と日本人男性のカップルが涼しい顔して着物で歩いているのを見たのだけど、とってもステキだった。
誰かこの夢叶えてくれませんか?

今回作品を買っていただいている方からこんな可愛いプレゼントを頂きました。
うれしくって各所で見せて回ったりして。
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そして疲れきって帰宅したら大好きなパリの友達からたくさんの愛情と一歳児のアートが詰まった小包が届いていて、嬉しかったなぁ。さすがまみちゃん。遠くパリからいつも私を応援してくれて、心がすごく近い大事な人。いつもありがとう。
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しばらくは買い物したり人に会ったり旅行に行ったり、のんびり暮らすことにします。
忙しくて誘いを断っていたご友人方、get in touch with me!

Sai 26.Apr.2012

Thursday, April 26, 2012

saiimura

finished installing@imura art gallery kyoto

everyday is a new day

Tuesday, February 7, 2012

cevin-blume_1
描いても描いても描いても描いても終わらないなぁ。
あともうちょっと、の状態が一週間以上続く。
終わり、って判断を下すのは自分自身なのだけど、なかなかそうは言ってくれない。
もし仮に一枚終わってもまた次の瞬間から別の作品が描き終わられるのを待っていて、まさに無限ループ。
朝起きたら絵がいつのまにか完成してた…とかあったら良いのに、って受験生のころからよく思う。
絵を描くことを仕事にしている人なら誰でも必ず思うことでしょう。
妖精かなにかがこっそり夜中に描いて終わらせておいてくれたらいいのに、って。

ドイツの大学に通いだしてすぐ、ある朝アトリエに行くと、私のパレットの上にとても良い匂いの花が置かれていた。
同じアトリエを使用していた男の子に「ねえ、これ君がくれたの?」と聞くと、少し恥ずかしそうに「サイが今花の絵を描いているからぴったりだと思って来る途中摘んだんだ。」と言われた。
絵は自分が描いた通りにしか進まないけど、パレットは一晩で自分が思わぬ形に変化をすることもあるのだとその時知った。

そういえば今朝突飛に芸大の受験番号を思い出した。
246番。
涙で番号が滲む、だね、とN君に言われた。
番号見つけた時は死ぬほど嬉しかった。高校生だった私は制服でピョンピョン飛び跳ねて喜んだ。滲んだ涙は嬉しい涙だった。

必死で描き貯めた作品をギャラリー壁面にインストールする瞬間のカタルシスもそれに近い。
その瞬間があるから、こんな難儀な仕事を続けられるのです。
そこで与えられる幸福感は作家生活の1-2%位でしかなくて、残りの98%は正直あまり楽しくないのだけど、それを鑑みてもなおその2%の強烈な多幸感の輝きの為に自分の人生を賭していいと感じてしまう私はやはりアートの捕虜なのでしょう。

泥のように疲れて眠り、また日が昇って新しい一日が始まってしまった。
今日も一日良い仕事になりますように。

N君はもうこの世にいない。
描くことを色々な理由で続けられない人も多いでしょう。
苦しい側面ばかりに日頃目が行きがちだけど、美術家に生まれた以上、日々芸術に触れられる生活に心の底から感謝をしなくてはいけないと思い改めて今日も過ごそう。

bye bye 2011

Friday, December 30, 2011

saibd
慌ただしかった年末を乗り切り、ようやくゆるゆる過ごす年の瀬になってきました。

言わずもがないろいろなことがあった、ありすぎた2011年でしたが、この年に日本に居て良かったと本当に思うのです。
一連の出来事によって作家としての使命感や社会的役割にも気付かせてもらうことができました。
これがなかったら形式的なことや自分の過去に囚われた作品を作ってしまっていたかもしれない。

仕事以外の面では、震災ちょっと前から急に出逢いが多くなりその後も今年は例年になくたくさんの人と知り合う年でした。
特に四月から始めたサルサのおかげで繋がったことの無かった多種多様な知り合いが増え、そこからさらに素晴らしい出逢いに繋がったりと、人付き合いにおいて今までにないダイナミックな広がりを見せた年でもありました。
こんな年、なかなかない。
私はいくつになってもこの年のことを忘れないでしょう。そうはっきり言える年が人生の中で何年あるか…それは決して多くないと思うのです。

2011年にあった出来事や出逢った人たち、そして以前から変わらず支えてくれた人たちすべてに心の底から感謝を。
そしてこれから来る2012年がピカピカの希望に満ちたものになるという確信とともに新年を迎えようと思います。

Trip to Taipei

Wednesday, December 14, 2011

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最近旅行の報告ばかりになってしまっていますが、おとといまで台北に遊びにいっていました。
中国人の友人と一緒にどこか行こうってなった時に二人の行きたい場所がここでした。

目的はひたすら美食の旅。
靴もコスメも今回はお預け。
まわりからさんざん台北の楽しさを教え込まれていたので期待は高まる一方でした。
私は気がつくといつもどこか旅行に行きたくなっていて、行く予定を入れておかないと気が済みません。
たぶんいつもいつもアトリエでこもって仕事している分、勤めている人に比べると毎日の移動距離が短いので数ヶ月に一度旅行に行かないと煮詰まってしまうからでしょう。
ここぞとばかりに歩き回るので、帰ってくると泥のように疲れきっているのですが…

今回初めて台湾に行ったのだけど、とにかく食べ物とか安いのでお金がかからなくてびっくり。
屋台や夜市があるからほとんどレストランにも行かず、試してみたいものを次々トライしているとぜんぜんお金がかからない。
美術館も50twdとかで、とにかく安い。

行きの飛行機の機内誌で今台北市立美術館で艾未未が展示をしていることを偶然知ることができ、楽しみにして見に行きました。
彼の作品を初めて見たのは2007のdocumenta12。
展示期間中の暴風雨で野外インスタレーションが倒れてしまい、むしろさらに作品の迫力が増しそれが話題を呼びました。
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本人も「最初よりずっと良くなった」と話したそう。
来年はdocumenta13なのね…あれから5年かぁ。
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今回の展示は「欠席(absent)」と題されています。
中国当局に拘束された経験を持つ中国人作家が台湾の公立美術館で展示をしているというのがシニカルで面白い。
100枚の写真作品を含む21setの作品から作られた今回の展示の白眉はなんと言ってもこの展示の為の新作インスタレーション「永久自転車(forever bicycle)」でしょう。
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1000台以上の自転車を繋げて作られた巨大インスタは、展示室に入った人間を視覚的に圧倒しつつもクールで美しい。
自転車のフレームを見ると永久自転車(forever bicycle)とロゴがあり、どうやら上海に実在する自転車メーカーの名前のよう。
少し泥のついた自転車もあったけど、たぶん全部がほぼ新品で、新しいタイヤが強烈なゴムの臭いを放っていました。換気の為に窓は開け放たれ、3台のファンが回っているものの、それでも部屋を覆うタイヤの臭いが鑑賞者を襲います。
かつて中国の印象は大量の人間が一度に自転車に乗り走っているものだった。
今回の作品は銀色に光る大量のマウンテンバイクで過去の中国を現代にフィードバックしたかのような傑作。
他にも相変わらずアイロニカルな彼の作品をまとめてみることができ満足しました。

良い展示を見た高揚感で向かった美術館地下の本屋にて今回の展示の為に刷られたポストカードを購入。艾未未が全裸で大事な所を可愛い羊のぬいぐるみで隠しながら飛び跳ねている写真なのだけど、彼が中国当局に拘束されたのはヌード写真を公開したことに端を発するので、こんなものをオフィシャルグッズで販売する台北市立美術館はいよいよ確信犯です!いいですねー
こういった事情が垣間みれるとよけいに鑑賞が楽しくなる。
私の作品から想像つかないかもしれませんが、私小説的な作品よりこういうポリティカルな要素がふんだんな作品を見る方が大好き。バックグラウンドを想像して燃えます:)

連れはアイ・ウェイウェイという名前でずっと女性だと思い込んでいたらしい。
どうやら音だけ聞くとすごく清楚な女性を想像させる名前だそう…。
しかもウェイ一音でも女性名なのに、二回続けるとさらに可愛さが増すらしい。
実際には髭もじゃで太ったおじさんである彼のポストカードは少なからず彼女を驚かせた模様。いきなり全裸の写真見せてごめんねMayちゃん…衝撃も二倍だった?

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他には台北当代美術館にも行きましたが、現在の企画展がイマイチで…
残念的風景という展示のタイトルそのままに、残念的展示。。特に二階部分でやっていた2013というもう一つの展示のクオリティーが今更といった感想を抱きました。
限られた中での台湾の美術体験だったのですが、若手の作家はまだまだこれからかな、と感じてしまった。

もちろん故宮博物館にも行きました。連れは教科書で見た!と良いながら歴史的な美術品に釘付けになっていました。
歴史的背景を教えてもらいながら鑑賞することができたので、なかなか堪能。
白菜は思ってたより小さかったし、人が多くてよく見られなかった。それよりものすごいクオリティーの美しい絵付けが施された壷があって、ため息ものでした。

台湾は日本と正式な国交が無いにも関わらず震災後どこよりもたくさん寄付をくれた国です。
台北の街中には両国のバックグラウンドを考慮すると少し申し訳なく感じるくらい日本の資本が入り込んでいます。
コンビニにもドラッグストアにも置いてあるプロダクトの半数近くが日本のもの。
これだけ日常に日本製品があふれていれば身近に感じることでしょう。
日本語の上手なお年寄りもたくさん見ました。
日本を大事に思ってくれて、ありがとう。
また美味しいもの食べに遊びにいきたい。龍山寺にも今回参拝したから、願い事が叶ったらお礼参りをしにいかなくちゃね。

このところアジア旅行に凝っている私ですが、そろそろ都市部ではなく田舎に興味が出てきました。
東京出身の私には資本経済が発達した都市は刺激があまりに少なく、今回合間合間に訪れた下町やローカルなお店で味わった面白さはやはり地方に行くことで堪能できるのではないかという答えに行き着いたのです。
アートも靴もコスメもないだろうけど、地方にこそその場所特有の文化や生活があるのであって、皆一様に同じ生活を送る都市では見聞きできないものがいっぱいでしょう。
20代の私が聞いたら驚くな。

帰ってきたばかりだけど私はまた次の旅のことばかり考えている。
次はどこに行こう?洪水が大変だったけど、タイに行ってみたい。連れのチャイナガールは上海が大好きで、彼女の話を聞いていると上海も良さそうだ。
目的の近い人を旅の道連れにして、いろいろな所に行きたいな。
パリには来年五月半ば頃に行けそうです。
待っててね♡

these are what I’ve been waiting for!

Saturday, November 12, 2011

souliers
先日韓国に行ってきました。
まったく仕事と関係なく純粋に遊び…そう例によっていつものsweet escapeです。
美味しいもの食べて、こんなに買い込んでいつ使い切るんだろう?って位コスメ買って、そしてそして…

今回一番楽しみにしていたのは人生初のオーダーシューズ!
といってもセミオーダーなのだけど、それが帰国して三週間してやっと届きました♡
待ってたよー♡♡♡

ソウルのロデオストリートにあるles souliers
小さな店内には女の子なら欲しくなるデザインのハイヒールでいっぱい。今HP見てるだけでも胸が躍るもん…
店員のお兄さんはとてもオシャレな靴屋の店員とは思えない(笑)素朴な人だけど、片言の日本語で一生懸命対応してくれて好印象。(英語はほとんど通じません)
セミオーダーだからデザインが決まっている以外は、色、革の質、ソールの色、インソールの色、ヒールの高さまで自分好みにすることが可能。
店員さんが「こっちのほうがカワイイ」とかいろいろ相談に乗ってくれます。
私が行ったのは平日昼前だったせいか、他にお客さんもいなくてゆったり選べたのも良かったなー
途中韓流アイドルグループのT-ARAのスタイリストさんという女性が来て、別の店員さんと話しこんでました。

手元に三週間くらいで届きました。
本当は一週間から二週間の間と言われていて、途中一度メールで問い合わせを入れたらお店で対応してくれたお兄さんがわざわざ携帯に電話をくれて、その上さらに遅くなってごめんなさいというヘタ可愛い英語のメールもくれました。
何かあったらここにメールしてね〜と渡されたショップカードのメアドはどう見ても個人のgmailアド…あのお兄さんはもしかして社長さんとか??わからないけど
電話も最初知らない番号からで、しかも「サイさんですか?」といきなり聞かれてびっくり。なんで下の名前(笑
そのシステマティックすぎない感じも楽しかった。

今まで欧州ばっかり旅行していた私にはアジア旅行はすっごく新鮮で、はまりそう。
食べ物美味しいし、人が優しい。
思い出すだけでお腹空いてくるくらい韓国料理美味しかったなー♡今すぐ食べたい!
これを読むご友人方、誰か近々私と赤坂のサムギョプサルを食べに行ってくれる人募集します。
今回ほぼイヤな思いをせずに3泊できました。一度タクシーでぼったくられそうになっただけで、それも未然に防げたし。
パリの靴屋ならこんな楽しい気持ちでは絶対にオーダーできないと思う。届かなかったりした時の対応の悪そうな感じが想像するだけでぐったりです笑  
ドイツだったら…と思うと戦慄。。。また戦わなくてはいけないのか…と:<  まさにmein Kampf(我が闘争)…

私韓国すきです。
たった4日の滞在だったけど、レジデンスとかで数ヶ月だったらソウルに住みたいと思った。
住んでも良いと思える条件はいろいろだけど、ソウルの場合、ご飯のおいしさとか、アートの充実とか。どこで飲んでもコーヒーが薄いのは気になるけどw
チャンスがあれば展示もしたい。
限られた滞在だったけど、ちょうど出ていた美術手帖のアジア特集を頼りにギャラリーやアートセンターをまわったりして、韓国のアートシーンの雰囲気を少し知ることもできました。
ギャラリーヒュンダイでやってた展示面白かったな。
行きたかったアートスポットも全部はまわれなかったし、また近々ソウル行きたい。

あ、韓国コスメに関してはコスメオタクとして、言いたいことありです。
一年前に比べて値段が確実に上がっている。
ウォン安なのに高くなっているとは何ごとー!
人気があるから仕方ないとはいえ、感覚的に日本の化粧品の三割引くらいの価格設定かな?
おまけをたくさんくれるのは嬉しいけど、韓国コスメに求めるものはプチプラです。
高品質で普通の値段だったら日本に勝てる所なし!
でもbenefit好きの私としてはそっくりブランドのbanila co.でグロスとか買いまくってしまった笑
基礎化粧ならinnisfreeがパケと内容のバランスが気に入っています。

来月はまたとある国にsweet escapeする予定にしています。
靴を買う予定はないけど、本当に楽しみ♡
欧州にいる間は常に助成金をもらっていたため自由の身ではなかったのだけど、日本に帰ってきて思う存分旅行できるのが嬉しくてなりません。
travel addiction!(obsession?!)

でもね、本当に行きたいのは……

re-birthday

Friday, July 22, 2011

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この数日で急に思い出したのですが、来る8月1日で日本に帰国してちょうど一年になります。
帰国したばかりの時の日本は本当に暑くて暑くて久しぶりの湿気と猛暑にアジャストするのに背いっぱいでした。

この一年で私の実年齢は29歳から30歳になり、あまりにいろいろな出来事がありました。
ドイツやフランスとはまるで違う時間の流れ方に最初は戸惑ったけど、やはり東京生まれ東京育ちの自分にとってホームの素晴らしさを実感する毎日が送れています。

たくさんの人と出逢いました。
悲しすぎる別れも体験しました。
3.11もありました。
そして個展も数年ぶりに日本で見せることができました。

5月にはパリにも半月戻りました。
みんなから歓迎されて、お帰りって言ってもらえて東京以外にも自分に居場所があることに心の底から幸福を感じました。

このパリ滞在で気付いたことは、アジアと欧州の時間の流れ方の大きな違いです。
欧州は成熟というか老成というか、良くも悪くも長い歴史の上に現在があるのでトップスピードで発展する展望を誰も思い描いていません。むしろかたくなに拒否しているかのような印象すら受けます。
それは欧州という大きな単位だけでなく、個々人のレヴェルでも同じで、パリの友人たちから離れていた10ヶ月の間日本を取り巻く状況や仕事の面も含め本当に大きな変化を受け入れた自分にとって、パリに住む彼らの変化の少なさが誰にでも等しいはずの同じ10ヶ月という時間を過ごしてきたとは到底思えないものでした。
断っておきますが、それが悪いことだと言いたいわけではありません。
ただその違いに驚き、自分の在るべき場所を再考するきっかけとなったのです。

欧州ではとにかく何をするにも時間がかかります。
スーパーでの会計、レストランで食事が出てくるまでの時間、ビザの申請、待ち合わせ…
イタリア人の家に夕飯に招待されようものなら、夜八時に集合でそれから小麦粉からニョッキをのんびり練り始め、食事にありつけるのは11時前とかになります。。(耐えきれず他のものを食べようとすると彼らは怒ります。)
ゆったりと時間が流れる欧州だから描くのに時間のかかる油絵も発明され進化していったのでしょう。
帰ってきてからいくらかの絵を描きましたが、湿度・温度の違いで絵の具の乾きが大きく違うので未だに戸惑うことがあります。これは仕方のないことですが。

25歳の時にウィーン郊外に一ヶ月レジデンスで滞在した際、私が走るのをやめた時に初めて欧州のこの成長に対して無欲な空気が心の底から愛せるのだろうなと思いました。
あれから5年経った今でも私はまだまだ未熟な小娘でのびしろだってたんと残っている。
アーティストという仕事に従事している限り変化に対して貧欲であることは必定だし、コンテンポラリーアートを選択している以上普遍性とともに世界で起こっていることを常に自分の中でアップデートするスピードも大事です。
そんな若い私にとっての今の居場所は東京であり日本であり急成長を見せるアジアなのです。
パリでもさんざん友人たちに言っていたのは、本当に日本に帰るという選択をして良かった、ということ。
だって毎日が幸せなんだもん。
家族がいて、友人がいて、暖かな家があって、言葉が完璧に通じて、おいしいご飯があって。
照明と空調が完璧な広いアトリエがあって、質のいい画材が買えて、理解のあるギャラリストに出逢えて。

日本の唯一の不満と言える点は年齢に対する無駄なスピード感。
さっき30歳の自分を若いと形容したことに違和感を覚える人もいるかもしれない。
同世代の友人でも「もうおばさんだし」という声をよく聞く。
自分がそう思ったらそうなんでしょうね。
でも私はまだまだスピード・変化・自由という言葉が似合う年齢だと感じています。
いろいろなことをあきらめてしまっている友人もちらほら。
彼らには私が信じているたくさんのことがファンタジーに思えているのかもしれない。
でも私にとってはそれはおそらく現実で、手にすることがいずれできると思える環境/アーティストという仕事をしている事が幸運だと思う。
普段周囲に見せている様子よりも作品自身の方がよほど私という個人が赤裸々だ。
月末に開催されるアートフェア東京に「Flora」という新作を出すのですが、出色の出来です。
自分では滅多に言うことがないのだけど、この新作はすごく良いと思う。
見る予定の方、楽しみにしていてください。

もちろん今でも欧州は大好きです。
あののんびり感を知ってしまった今となっては、自分が完全なエトランジェとなってリラックスできる場所として欧州を渇望する瞬間がたまにあります。
しがらみの多い日本では不可能な体験。

帰国して一年が経ち、その間に一回パリにも戻ったことによって自分の中で4年半過ごした欧州という場所がどういったものなのか、ようやく整理がつきました。
長い長い冒険だったから、時間がたくさん必要だった。
帰国は私にとって仕切り直し、そして再度生まれる意識で臨んだものです。
だから8月1日は私のリバースデー。
あと9日で新生した私は満一歳になります。
この素晴らしい一年に関わってくれたすべての人に心の底から感謝を。
他者があっての自己だもの。独りではすべてが意味を失う。
私は他人の体温を感じるのが大好きだ。
まだまだ成長中の私をこれからも見守ってください。

最後に友人から教わったソンタグの素晴らしいテキストを書き加えておきます。
私が作家という人生を生きる中で必要と思う一番のことを彼女はこう代弁してくれている。

move around.go traveling.
live abroad for a while.
never stop traveling.
if you can’t go far away,
in that case go deeply into places you can be by yourself.

(Susan Sontag ‘Territory of Conscience’)

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