Saturday, July 21, 2018
欧州旅行記がまだ完結していませんが、お仕事の告知を挟みます^^
高橋コレクションに入っている拙作油彩画「Madeleine」イメージを装丁にお貸ししました。
先日発表された直木賞も受賞され、素晴らしい作品が世に出るお手伝いができて光栄でした。
Madeleineに関してはここDiaryでも度々触れているのですが、最近だと先日の清春村の美術館での展示の時に書いたもの
完成度が高く、自分でもとても気に入っている作品
いつもマドレーヌちゃんと呼んでいます。
この時期の私の作品タイトルにはエステルとかクロリスとかフローラとか、だいたい全部女の子の名前をつけていて、我ながらそのセンスを大変気に入っていました。
エステルちゃんも先日とあるすごい作家さまの装丁のカバーガールになったのでまた近々diaryに書きにきますね
過去に「ぜひ橋爪さんの写真を使わせてください!うちの作家の新刊本イメージにピッタリです!!撮り下ろしなら(以下略)」という連絡をもらったこともあるのですが(苦笑)、ネットでファーストラヴの反応を見ていても割と写真と勘違いされがちですねー悲しい
毎日コツコツこんな感じにパレット使って描いているのですよ
制作の風景はたまにインスタグラムにアップしています
今回は文藝春秋さんとのやり取りの中で最終的にMadeleineの楕円フォーマットを活かした、展示壁面まで使用したデザインを上げていただき、今までにない仕上がりで絵画的な雰囲気を残せたと思ったのですが、それでもなかなか…
買った方、ぜひ帯を取って、カバー全体を眺めてみてくださいね^^
Saturday, February 3, 2018
もうじき幻冬舎さんから発売される「アルテーミスの采配」の文庫本装丁に「Toilettes des filles」の作品画像が採用されています。
画像をお貸しするにあたり幻冬舎さんからゲラと単行本をお送り頂き読ませていただいたのですが、本当に面白くて、寝る前と電車の中で夢中になって読んでしまいました笑
さすがイヤミスの女王真梨幸子さま!
普段あまり読まないジャンルの小説でしたが、新しい読書の世界を開いていただけました♡とっても感謝です。
装丁デザインの全貌は本屋さんで直接手にとって見てくださね^^
単行本版では水野暁さんの「Tangential Line」という油彩画が装丁に選ばれていたのですが、なんとその作品は、去年私も「Toilettes des filles 2」を出品した「日本の写実 そっくりの魔力」展(北海道立函館美術館・豊橋美術博物館・奈良県立美術館)に出品されていたのです!
偶然ながらご縁だなぁと、送られて来た単行本を見て感じたのでした。
装丁画に選んでいただくことって本当にうれしいことです。
絵を描くのも命がけだけど、きっと小説を書くことも同様に命がけでしょうし、その大事な作品の表紙に選んでいただくことって何よりも光栄なことと感じているからです。
東京芸大大学院時代、初めて装丁画をやらせていただいた島田雅彦氏「美しい魂」以来度々こういう機会をいただけていますが、今後もこういった素敵な小説との出会いがたくさんありますように!
そしていつかこのように一緒にお仕事をさせていただいた方と実際お会いして色々お話ししてみたいという密かな夢もあります笑
考えてみれば島田さんと高階先生以外はお会いしたことないんですもの。
うちのアトリエ本当に笑えないくらい寒くてとうとう今年はホットカーペットを導入したのだけど、寒さに負けず新作を二枚同時進行で描いています。笑えないくらい身体中が痛い。頭も背中も肩も、寝ても覚めても痛い。。
描いてみたい作品がいつもいっぱいで、手も時間も足りない。毎日最低十時間は描いてるけど少しずつしか進まなくて歯がゆい。絵を描くのは手や腕ではなく肩と脚のフットワークだから座ってたら良い絵なんか描けない、故に一日中立ちっぱなしなので本当に寒いと余計に体にくる。
でも冬の後に春が必ず来るように、一筆ずつ進めていけばいつか気づいたら完成してるものなのですよね。
南国が恋しいなぁ。もう冬服飽きたし薄い生地のワンピース一枚でふわふわ街を歩きたい。そういうお洋服に似合うバッグはやっぱりクロエかミウミウ。ああ、早くシンガポールかジャカルタに行きたい!もしくは南半球、オーストラリアに行きたい。とにかくリゾートワンピが着たいしそれでお出かけがしたい!!!暖かいところでのお仕事待っています。
オーチャードのマーク&スペンサーで買ったグリーンティー&レモン(お気に入り)を飲みながら午後のお仕事を始めましょう。
来月、ちょっとスペシャルな対談があるのでまたお知らせしに来ますね^^
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