Paris Diary(前半)

Saturday, April 13, 2013

IMG_01115 二年近く間があいてしまったけど久々にパリに行ってきました。半月ほど。 この一年くらい、忙しくて忙しくて忙しくて。 締め切りとプレッシャーで心身共に限界まできてて、美術館展示ひとつやって、大きな賞ももらって、G-tokyoも無事成功したことだし少しのんびりしても許されるのではないかと思い急に行くことにしました。 この仕事をしてたら休みを取るのはホント自分次第。 真面目な性格が災いして休むことに躊躇いがちだけど、大人は仕事も遊びも上手くやるもの!と自分に言い聞かせついに決行。 G-tokyo終わった2日後の夜に羽田からパリCDGへ。準備もそぞろな感じで、体調は緊張感でどうにか保っているといった具合。 飛行機の中で見たライフオブパイ面白かった!主役の男の子が虎と漂流する中で、日を追うごとに痩せて日に焼け髪がワイルドに伸びていきカッコ良くなっていくのがよかった笑 最後のオチはいらないのでは?と思ったけど。すごい映画でした。 今回も滞在先は大好きなMちゃん家族のところ。日本ーパリ間でいつもスカイプとメールで私を支えてくれている素敵な女の子。行く前のスカイプで「さいちゃんこっちで風邪引いてもいいからね♪」という優しい言葉どおり、着いて2日後に発熱…一週間近く喉の痛みと戦うことに。帰国した今もちょっと喉の調子が悪い。 パリ寒い!! 東京はすっかり春だというのにパリはまだまだ分厚いウールコートが手放せない寒さ。 フランス人もみんな鼻すすったり、ゴホゴホしたりお風邪ぎみな様子。 でも着いた週末がちょうどイースター休暇にあたるということでMちゃんの旦那サマが一週間と長めに休みを取ってくれて彼らの別荘のあるブルゴーニュに車で連れて行ってくれました。 別荘には私たちより一日早く友人のドイツ人とその彼氏のフランス人も来ていて、大人5人と子供一人の楽しい滞在。 IMG_0127 ヨーロッパ人はみんな個人主義で自由にしていてくれるから一緒に旅行してもとてもらくちん。遊びたい時は一緒に遊んで、一人になりたい時はほっといてくれる。 せっかくのバカンスだというのに私は結局メールで仕事が毎日のように入ってきて、ブルゴーニュでは体調も悪かったせいもあり、暖炉の前でiPadでひたすら日本の雑誌のインタビューに答える羽目に。 フランスに居る間は一切仕事したくなかったけど、そういうわけにもいかなかった。。 2年前のパリでもやっぱりどこかの雑誌のインタビューにメールで答えていた私。完全仕事を離れるバケーションができるのはもっと働かなくてもよくなる年齢で、かつネットのない南の島(?)とかなんだろうなぁ。 あまりの寒さに着込みすぎで膨らんでいる私 IMG_0143 チームフランスが生パスタを製造。左に写るフランス人ダビッドはこの時が初対面だったのだけどあまりの面白キャラに笑いっぱなしだった!フレンチらしいウィットに富んだジョークで皆を爆笑させる素敵な人でした。 IMG_01137 朝はみんなで一時間ほどお散歩 IMG_2445 別荘のある小さな村。空気がきれい IMG_2448 2日目はイースター本番。お庭にチョコを隠してエッグハンティング IMG_2499 IMG_2510 夜はお隣の別荘にやはりイースター休暇で来ていたグアドループの家族に夕飯に招待されました。 この家のお父さんがとても料理上手で、エビやら辛いソースのお肉やら色々ごちそうを作ってくれて…やっぱり私はフレンチよりこういうエスニックなお味が好き!と思った。 夕飯を待つ間バトミントンしたり IMG_2476 薪でポテトをアルミ焼き。ものすごい美味しかった IMG_2477 ブルゴーニュ3日目はみんなで世界遺産の聖マドレーヌ寺院のあるベズレーへ。 私、ここにはこの何年かずーっと行きたかった。 なぜなら私の一番好きな文士バタイユ最期の地だから。 丘の上に立つバジリスクは寂しくも優しい色 IMG_2455 ニーチェに傾倒し無神論者でパリ文壇の異端であり強烈なカリスマだったバタイユがその短い生涯を梅毒で終わらせるまでの9年間過ごした街が「信仰の街」と呼ばれるベズレーだったというのが興味深い。 人口500人に満たない小さな町だけどイースター休暇のおかげでにぎわってました IMG_2453 バタイユの家 IMG_2469 IMG_2470 フランス人の友だちが何度もお店の人などに場所を尋ねてくれたけどあまり知る人がいなかった。メインストリートの中腹でとても分かりやすい場所にあるのに。ベズレーの街にバタイユはあまり歓迎されていないのかな。同じ文士でもノーベル文学賞作家ロマン・ロランの家は博物館まであって祭り上げられていた。 バタイユのお墓 IMG_0178 彼らしいシンプルなもの。発見されるのを厭うように何の装飾も持たずひっそり眠っている。 フランスのお墓ってごちゃごちゃレリーフや愛がなんちゃらってテキストを掘ってあったり、十字架やら天使やらデコラティブなのが普通なのに、名前と生きた年数だけの簡素なお墓。いかにも彼らしくて… 生きているうちはあちこち動き回るから出会うのは困難だけど、死んだら誰でも会いに行けると気付いた。次があったらお花でも供えたい。 ベズレーを後にして更に車で走り、アルシーの鍾乳洞へ。ここは有名なラスコーより古い3万年前の壁にかかれた動物などの絵が見られます。 撮影不可だから写真がないのだけど、私も絵を描く人間として誰が何のために、どうして…と色々考えてしまう。 4日ほどブルゴーニュで過ごし、もう少し滞在する数名を残しMちゃんと私はパリに電車で戻りました。 大急ぎで振り返った旅の前半。 長いからアートとショッピングに明け暮れた後半戦は次回!

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